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冷蔵庫は自治体で処分できない理由とは 処分方法7選と「リサイクル家電」について解説します

更新日:2024.11.27|公開日:2023.11.27

冷蔵庫を処分しようと思った際、大きさと重量で運び出しが難しいと感じたことはありませんか?

冷蔵庫を処分するとき、粗大ごみに出せないことをご存じですか?正しく処分するためには「家電リサイクル法」を理解しておく必要があります。

今回は、冷蔵庫を処分する際に必要な「家電リサイクル法」のポイントや注意点について解説します。正しい冷蔵庫の処分方法も7選紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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不用品回収のプロ・お片付けマッハくんがご紹介する不用品おすすめ処分方法!今回は冷蔵庫の処分方法や家電リサイクル法についての注意点を解説します!

この記事で分かること

  • 冷蔵庫は粗大ごみで処分できない
  • 大きい冷蔵庫は重量があり自力で運び出すのは難しい
  • 回収は冷蔵庫を買い替え時に引き取ってもらうのが一般的
  • 処分する際は事前に水抜きなどの準備をしておくと搬出がスムーズ
  • 即日処分して欲しい場合は不用品回収がおすすめ

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冷蔵庫を処分する際に知っておくべきこと

冷蔵庫を処分するときは「家電リサイクル法」について知っておく必要があります。
ここでは、家電リサイクル法とはどのような法律なのか、基礎知識と注意点、処分する目安を解説します。

  • 冷蔵庫は原則粗大ごみに出せない
  • リサイクル家電・冷蔵庫は市区町村の自治体で収集処分できない
  • 主要メーカーの冷蔵庫のリサイクル料金
  • 冷蔵庫の区分を調べる方法
  • 冷蔵庫の寿命について

冷蔵庫は原則粗大ごみに出せない

冷蔵庫を含む、リサイクル家電は、原則として自治体の粗大ごみ回収に出すことはできません。つまり、冷蔵庫を粗大ごみで処分することはできないため注意してください。

リサイクル家電を処分するときは、対応している業者や販売店、メーカーにリサイクル料金を支払って回収してもらいましょう。

リサイクル家電の冷蔵庫は市区町村の自治体で収集処分できない

冷蔵庫は、家電リサイクル法で指定されている「リサイクル家電」に該当します。
家電リサイクル法とは、家電製品の廃棄物削減や資源の有効活用を目的に制定された法律です。

冷蔵庫を含め、以下の家電4品目が指定されています。

対象となる家庭用廃家電(家電4品目)※業務用は対象外

  • エアコン
  • テレビ(ブラウン管テレビ、液晶テレビ・プラズマテレビ)
  • 冷蔵庫・冷凍庫
  • 洗濯機・衣類乾燥機

業務用機器は対象外ですが、オフィスなどで使用されているものであっても、家庭用機器であれば家電リサイクル法の対象です。

家電リサイクル法とは、処分する人がリサイクル料金を支払い、リサイクル施設で廃家電から再利用ができる資源を取り出し、資源を利用して再製品化する仕組みです。

冷蔵庫だけでなく、冷凍庫もリサイクル家電に含まれるので注意しましょう。

主要メーカーの冷蔵庫のリサイクル料金

家電リサイクル法に該当する対象品目は、大きさやメーカーによってリサイクル料金が異なります。処分したい冷蔵庫のリサイクル料金がいくら必要か、事前に確認しておきましょう。

主要メーカーの冷蔵庫をリサイクルする際にかかる料金は、以下のとおりです。

メーカー名 リサイクル料金(小/大)
アイリスオーヤマ 4,730円/4,730円
シャープ 3,740円/4,730円
パナソニック 3,740円/4,730円
東芝 3,740円/4,730円
ニトリ 5,200円/5,600円

(参照:一般社団法人 家電製品協会|リサイクル料金一覧表
https://www.rkc.aeha.or.jp/files/recycle_price_list_2023.pdf

冷蔵庫のリサイクル料金を調べるときは、メーカーやサイズ区分を確認しておくとスムーズです。家電量販店などで依頼すると、運搬料や手数料が別途費用として必要な場合になることもあります。

冷蔵庫の区分を調べる方法

冷蔵庫を処分する際に必要な区分は、冷蔵庫で確認できます。扉を開けて、内側に貼ってあるシールの「全定格内容積」に記載されている数値をチェックしましょう。

170L以下なら小区分、171L以上なら大区分に分類されます。区分が異なると、処分時のリサイクル料金も異なります。

また、リサイクル料金を支払う際、家電リサイクル券にメーカーや区分を記載しなければなりません。そのため、事前に確認しておくと便利です。

冷蔵庫の寿命について

一般的な冷蔵庫の寿命は約10年前後と言われています。

製造年から10年以上たっている冷蔵庫は、本来の機能が低下している恐れもあります。

また、メーカーの部品保有期間は製品の生産終了から約9年が目安となり、街の修理業者などに依頼しても修理ができないことがあります。

使用年数が10年前後あり、冷蔵庫から異音がする、冷気が出ない、水漏れなどがある場合は処分・買い替えを検討するひとつの基準とするといいでしょう。

冷蔵庫の処分方法7選

ここでは、冷蔵庫の捨て方7選について解説します。

  1. 買い替え時に引き取ってもらう
  2. 購入店やメーカー、家電量販店に回収を依頼する
  3. 自治体に問い合わせる
  4. 指定引取場所に持ち込む
  5. リサイクルショップや買取専門店に売却する
  6. フリマアプリやネットオークションに出品する
  7. 不用品回収業者に回収を依頼する

買い替え時に引き取ってもらう

冷蔵庫を買い替えるタイミングで処分するなら、買い替え時に古い冷蔵庫を引き取ってもらうと良いでしょう。

引き取りを有料でおこなっている販売店もあれば、下取りサービスで購入機種が安くなるところもあります。

基本的に引き取りのタイミングは、買い替えた新しい冷蔵庫を搬入してもらうタイミングです。

引き取り費用の有無や金額は、店舗ごとに異なるため、買い替え時に確認しておきましょう。

購入店やメーカー、家電量販店に回収を依頼する

冷蔵庫を購入した店舗やメーカー、家電量販店などに回収を依頼することも可能です。ただし、所定のリサイクル料金がかかります。

買い替えではなく回収のみを依頼する場合、運搬料が別途費用として必要になるかもしれません。

回収日時は、店舗やメーカーの混雑状況次第で、すぐに回収してもらえないこともあります。

この方法で冷蔵庫を処分するときは、スケジュールに余裕をもって依頼することをおすすめします。

自治体に問い合わせる

冷蔵庫を購入した店舗がわからない場合や、引っ越して遠方になってしまったときは、自治体に問い合わせて処分方法を確認しましょう。

自治体によって異なりますが、家電リサイクル券を準備すれば回収してもらえる場合があります。

もし、自治体でリサイクル家電の回収に対応していない場合でも、最寄りの回収事業者を紹介してもらえるでしょう。

指定引取場所に持ち込む

小型の冷蔵庫や冷凍庫など自力で搬出できるときは、指定引取場所に持ち込んで処分してもらう方法もあります。

指定引取場所とは、家電メーカーが自社製品の引き取り拠点に指定している場所のことです。家電リサイクル法に指定されている4品目の引き取りに対応しています。

家電リサイクル券を事前に郵便局などで購入した上で、指定引取場所に持ち込みましょう。

自力で持ち込むと、運搬費用がかからないため処分費用を安く抑えられる点がメリットです。

全国の指定引取場所は、一般社団法人家電製品協会 家電リサイクル券センターの「指定引取場所検索」で確認できます。

一般社団法人家電製品協会 家電リサイクル券センター
https://www.rkc.aeha.or.jp/

リサイクルショップや買取専門店に売却する

不要になった冷蔵庫がまだ使用できるのであれば、リサイクルショップや買取専門店に売却するのも良いでしょう。

売却処分であれば、処分費用がかかりません。人気メーカーの製品やファミリー向けの大型製品、おしゃれな冷蔵庫なども需要があります。

ただし、メーカーや家電量販店の延長保証期間である10年をこえた製品は、買い取ってもらえないことがほとんどです。

その場合は、ほかの処分方法を検討しましょう。

フリマアプリやネットオークションに出品する

不要になった冷蔵庫は、フリマアプリやネットオークションに出品して処分する方法もあります。

ただし、冷蔵庫の配送料は数千円程度かかります。配送料を出品者側が負担すると、売却金額以上に費用がかかる可能性があるため、価格設定には注意しましょう。

フリマアプリやネットオークションへの出品は、いつ冷蔵庫が売れるか予測できません。「すぐにでも処分したい」という場合は、ほかの処分方法がおすすめです。

不用品回収業者に回収を依頼する

不要になった冷蔵庫を処分したいときは、不用品回収業者に回収を依頼するのも選択肢の1つです。

不用品回収業者であれば、冷蔵庫と一緒に不要になった家具や家電なども回収してもらえます。

ただし、リサイクル家電の回収に対応している業者へ依頼するようにしてください。不用品回収業者によっては、夜や早朝の回収作業に対応しているところもあります。

他の回収・処分方法では数日~数週間と日程が読めない、時間がかかってしまう場合がほとんどですが、不用品回収では最短即日の回収ができる点は大きなメリットです。

また、冷蔵庫は4~5人家族向けのサイズの冷蔵庫となると約100kgの重量となる場合もあり、設置自体に床が抜けないかを考慮するなど、非常に重量のある製品です。

仕事で日中の回収に立ち会えない」「すぐにでも引き取ってほしい「自力で運び出しは難しい」という場合は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。

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冷蔵庫を処分する前にやっておくべきこと

冷蔵庫を処分する前に、搬出する準備を済ませておきましょう。

ここからは、冷蔵庫を処分する前に済ませておきたい準備とやり方を解説します。

  • 冷蔵庫の中身を空にする
  • 「霜取り」と「水抜き」を行う
  • 棚板とドアをテープで止める

冷蔵庫の中身を空にする

冷蔵庫を処分するときは、中身を空にしておく必要があります。処分方法が売却や譲渡であっても同様です。

搬出作業をおこなうまえに、冷蔵庫の中身すべてを取り出しておくことが大切です。

搬出日から逆算し、冷蔵庫の中身を早めに消費したり、余ったものはクーラーボックスへ避難させたりしましょう。

「霜取り」と「水抜き」を行う

近年の冷蔵庫は、霜がつかない製品がほとんどです。しかし、中には処分前に「霜取り」が必要な機種もあります。

霜取りは、冷蔵庫の電源を抜いて自然に融けるのを待てばOKです。融け出た水が漏れ出てくるので、冷蔵庫の周りにタオルを敷いておくと良いでしょう。

また、自動製氷機への水も処分し、製氷機能を停止させておくと作業がスムーズです。

一方「水抜き」は、冷蔵庫の水受けトレイにたまった水を捨てる作業です。水受けトレイは、冷蔵庫前面の底に付属していることが多い傾向にあります。

トレイの位置は冷蔵庫の機種によって異なるので、説明書を確認しておきましょう。

棚板とドアをテープで止める

冷蔵庫の中身を空にして、霜取りや水抜きを終えたら、棚板とドアをテープで止めておきましょう。

冷蔵庫を処分するときだけでなく、引っ越し先に持ち出す際にも役立ちます。養生テープで止めておけば、搬出作業後に剥がしやすいのでおすすめです。

テープで固定していないと、搬出作業中にドアや引き出しが開いたり、棚板が割れたりする恐れがあります。

搬出作業をおこなう前に、テープで固定する作業も忘れずおこないましょう。

まとめ

最後に、冷蔵庫の処分方法とポイントをまとめてみましょう

  • 冷蔵庫はリサイクル家電で粗大ごみには出せない
  • 冷蔵庫の寿命は10年前後
  • 買い替え時に冷蔵庫を引き取ってもらうのが一般的
  • 大きさと重量から自力で運び出しが難しい冷蔵庫が多い
  • 処分する際は事前に水抜きなどの準備をしておくと搬出がスムーズ
  • 最短即日など、急ぎで処分したい場合は不用品回収がおすすめ

冷蔵庫は、家電リサイクル法の指定家電です。リサイクル処分しなければならないため、粗大ごみに出すことはできません。

冷蔵庫を処分するときは、リサイクル料金を支払って指定引取場所に持ち込むか、購入店やメーカーに引き取りを依頼しましょう。

また、不用品回収業者に依頼したり、売却処分したりする方法もあります。

冷蔵庫を処分するときは、事前に中身を空にし、霜取りと水抜きを忘れずおこないましょう。

棚板とドアや引き出しをテープで固定しておくと、搬出作業がスムーズに進められます。

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