寒い季節に活躍するファンヒーターですが、故障したり古くなったりすると処分に困りがちです。とくに灯油を使う石油ファンヒーターは、灯油の処分もセットで考えなければなりません。
本記事では、石油ファンヒーターの処分方法と処分時に知っておきたいポイントを解説します。ファンヒーター本体はもちろん、残った灯油をどう処分すべきか困っている人は、参考にしてください。
石油ファンヒーターを安全に処分するための完全ガイド
石油ファンヒーターの処分方法には、以下の5つがあります。
- 自治体の粗大ごみ収集で処分する
- 家電量販店等の引取り・下取りサービスを利用する
- リサイクルショップ等に売却する
- フリマアプリやオークションサイトを活用して売却する
- 不用品回収業者に処分を依頼する
基本的にファンヒーターの処分方法は共通ですが、石油ファンヒーターの場合は灯油の処分も踏まえて処分方法を選ぶ必要があります。
自治体での石油ファンヒーター処分方法と注意点
石油ファンヒーターは、自治体の粗大ごみ収集に出して処分できます。粗大ごみ収集は日本全国どの地域にもあるため、最も一般的な処分方法です。
通常は、数百円~1,000円程度で処分できます。なかには、粗家電量販店で石油ファンヒーターを処分する方法とサービス内容大ごみの排出が無料の自治体もあり、いずれにしてもリーズナブルな金額で処分できる点が特徴です。
ただし、収集場所まで自力で運び出す必要がある他、自治体によっては回収まで数週間かかる場合もあります。また、石油ファンヒーターの場合は灯油を抜いて出す必要があります。抜いた灯油は別途処分しなければなりません。
家電量販店で石油ファンヒーターを処分する方法とサービス内容
家電量販店やホームセンターの引取りや下取りサービスを利用して、石油ファンヒーターを処分してもらうこともできます。
一部の家電量販店やホームセンターに限られますが、不要になった家電や家具の回収・処分代行をしているところがあります。その対象品目にファンヒーターが含まれている場合があります。
家電量販店やホームセンターのサービスを利用する場合、処分料は2,000円程度が一般的。新しい商品の購入と引き換えに、処分料が無料になるところもあります。店舗によって出張引取りの有無などサービス内容が異なるため、利用する店舗はよく調べてから決めましょう。
リサイクルショップで石油ファンヒーターを売却する方法とコツ
石油ファンヒーターは、リサイクルショップに売却することもできます。製造から5年以内のものであれば、値が付く可能性が十分にあります。
石油ファンヒーターの場合、ダイニチ工業株式会社・株式会社コロナ・株式会社トヨトミといった人気メーカーのものは中古でもニーズがあるため、不要になったら早めに査定に出しましょう。一方、汚れや傷など状態の悪いものや無名メーカーのものは、売れにくい傾向にあります。
なお、石油ファンヒーターを自分で店舗に持ち込む場合、灯油が入ったままだと運搬時に危険なので、必ず灯油を抜き取ってから運びましょう。
フリマアプリ・オークションサイトで石油ファンヒーターを売る方法と注意点
リサイクルショップのほかにも、フリマアプリやオークションサイトを活用して石油ファンヒーターを売却する方法があります。暖房器具は寒い季節に欠かせないアイテムなので、中古品でも常に一定の需要があります。
ただし、石油を使う石油ファンヒーターは危険物として扱われており、通常の荷物と同様には送れません。ヤマト運輸・郵便局では配送そのものを受け付けておらず、大手では佐川急便しか利用できません。
佐川急便を利用する場合も、中の灯油は事前に抜いておく必要があります。
石油ファンヒーターを不用品回収業者に依頼する方法と利点
不用品回収業者に依頼して、石油ファンヒーターを処分することもできます。不用品回収業者は、要らないものを自宅まで引き取りに来てくれるサービスです。
電話一本で直ぐに依頼可能であり、即日対応してくれる業者が多くあります。
石油ファンヒーターを処分したい場合、他の処分方法では必ず中の灯油を抜き取って別々に処分を進める必要がありますが、不用品回収業者なら灯油が入ったままの石油ファンヒーターでも処分を依頼できる場合があります。
不用品回収であれば、自分の都合の良いタイミングで処分でき、その他の不用品も種類を問わずまとめて処分できるため、引越しや断捨離など処分したいものが複数ある際にもおすすめです。
石油ファンヒーター処分時の豆知識と役立つ情報
ここで、石油ファンヒーターの処分に迷った際に知っておきたい豆知識を紹介します。
石油ファンヒーターの寿命と交換のタイミング
製品や使用状況にもよりますが、石油ファンヒーターの寿命は6~8年が一般的です。
製品には、標準使用期間として記載さ石油ファンヒーターの寿命と交換のタイミングれています。石油ファンヒーターを処分するか迷ったら、この標準使用期間(寿命)を1つの目安にしてみましょう。
石油ファンヒーターの場合、標準使用期間を超えて使用すると、経年劣化によって発火や怪我などの事故につながるリスクがあるとされています。
ファンヒーターに現れる故障のサインと処分のタイミング
石油ファンヒーターに下記のような症状が出たら故障している、または使い方が間違っている可能性があります。
- 異音・異臭がする
- 点火できない
- 灯油のにおいが強くする
- ヒーターが温まらない
故障や劣化が原因と思える場合には、早めの修理もしくは処分を検討しましょう。
石油ファンヒーターを処分する際に大切なポイント
最後は、石油ファンヒーターを処分するときに重要なポイントをまとめて確認しておきましょう。
石油ファンヒーターを処分する上で大切なのは、以下の3つのポイントです。
- 中の灯油は処分の前に使い切るか抜いておく
- 灯油は劣化するため置いておかずに廃棄が安全
- 売却するならシーズン前の秋がおすすめ
石油ファンヒーターの灯油処分方法と安全な取り扱い
石油ファンヒーターが故障したり古くなったりと処分を考えたら、まずは中に入っている灯油を抜きましょう。
石油ファンヒーター内の灯油はスポイトで抜き取ることができますが、本体の構造上外から見えない部分に灯油が残っている可能性があります。
最後に、タンクを傾けて灯油がすべて抜けているか確認しましょう。
灯油の劣化と安全な廃棄方法
石油ファンヒーターから抜き取った灯油は、劣化する前に使い切るか、廃棄するようにしましょう。
灯油は長期保管したり、保管方法を誤ったりすると劣化して使えなくなってしまいます。劣化した灯油は、異常燃焼を起こしたり、一酸化炭素が発生したりする危険性があるため絶対に使わないようにしてください。
灯油を保管するときは、紫外線を通しにくい色が付いた灯油用ポリタンクに入れて、火気・雨水・日光を避けた屋内に置きます。灯油の変質を防ぐために、ポリタンク用カバーの使用もおすすめです。
参考:灯油の安全な処分方法と処分時に気をつけるべきポイントを詳しく解説
ファンヒーターの売却に最適なタイミングと秋のメリット
石油ファンヒーターの売却を考えている場合は、シーズンに配慮することでより高値で売れる可能性があります。
石油ファンヒーターは冬に重宝されるアイテムなので、本格的に寒くなる前に購入したいと考える人が多くいます。
そのため、一般消費者の購入ニーズが高まる前の「秋」に売れやすい傾向があります。
石油ファンヒーターの処分方法まとめ
石油ファンヒーターの処分方法は、自治体の収集や家電量販店などの下取り・引取りサービスの利用、売却など色々あります。ただしいずれも、中の灯油を抜いてから処分を進める必要がある点に注意しましょう。
抜いた灯油に火気が近づけば引火するリスクがあるため、適切に保管しなければなりません。また、灯油は経年劣化するため、抜き取った灯油は早めに使い切るか、廃棄するようにしましょう。
一方、できるだけ簡単に石油ファンヒーターを処分したいという場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。灯油が残ったままの石油ファンヒーターでもそのまま引き渡すことができるため、灯油を抜き取ったり別途処分したりする手間を省けます。
- 灯油が残ったままの石油ファンヒーターはどうしても処分が難しくなります。
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