ソファは大きくてかさばる家具の一つであり、処分方法に悩む方も多いのではないでしょうか。
自治体の粗大ごみとして出すのか、不用品回収業者を利用するのか、それとも買い替え時に引き取ってもらうのか…。処分の仕方によっては費用や手間が大きく変わるため、最適な方法を選ぶことが重要です。
本記事では、ソファを廃棄処分するための方法を詳しく解説し、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
ソファを廃棄処分する方法
ソファを廃棄処分したい場合、大きく分けて3種類の方法があります。
- 粗大ごみ・普通ごみに出す
- 不用品回収業者を利用する
- 買い替えや引越し時に引き取ってもらう
ここでは、上記の3種類に該当するソファの処分方法を5つ、詳しく解説します。
粗大ごみに出す
ソファは1人用でも大きいため、サイズに関係なくほとんどの自治体で粗大ごみに分類されています。そのため、不要になったソファは粗大ごみに出せば廃棄処分できます。
ソファを粗大ごみに出す場合、多くの自治体では粗大ごみ収集サービスの窓口に連絡し、回収を依頼しなければなりません。また、粗大ごみ処理券の購入といった方法で料金を事前に支払い、回収日に所定の場所まで運び出しておく必要があります。
粗大ごみ収集を利用する場合、一般的に申し込みから回収までに1週間から1ヶ月程度かかることに注意しましょう。とくに、年末年始や新生活に向けた引っ越しが活発化する2~3月頃は、粗大ごみの依頼が集中しやすく予約が取りにくくなります。
自治体の回収料金例
粗大ごみ収集にかかる料金は、自治体によって異なります。また、処分したいものの品目やサイズによっても細かく設定されているため、事前に確認が必要です。
ソファを粗大ごみに出す際に必要な料金例を、主要な自治体からピックアップして紹介します。
- 世田谷区
横幅70cm以下900円、横幅70cm超150cm以下1,300円、横幅150cm超200cm以下2,300円(※2mを超えるものは回収不可) - 練馬区
1人用900円、2人用1,200円、3人用2,300円 - 八王子市
座面の最長辺が70cm未満500円、70cm超1,000円 - 横浜市
1人用500円、2人以上用1,000円 - さいたま市
90cm以上2m未満550円、スプリング入り1人用1,100円、スプリング入り2人以上用2,200円 - 名古屋市
1人用500円、2人以上用1,500円 - 大阪市
1人用700円、2人以上用1,000円 - 神戸市
1人用900円、2人以上用1,200円
粗大ごみに出せないソファ
不要になったソファを粗大ごみで処分したいと思っても、粗大ごみの収集対象外に指定されているソファもあるので注意しましょう。その代表例がスプリング入りのソファです。
スプリング入りのソファは、自治体によっては収集不可となっていることもあるので、排出する前に確認しておくことが大切です。また、回収に対応している自治体でも、スプリングなしのソファより費用が高く設定されていることがあります。
そのほか、粗大ごみは自力で搬出しなければならないため、玄関先や収集場所まで自力で搬出できないソファも粗大ごみに出せません。
解体して普通ごみに出す
ソファを自力で解体できるのであれば、解体・分別して普通ごみに出せます。粗大ごみはほとんどの自治体で有料ですが、普通ごみに出せれば無料で廃棄処分できます。
ソファは、木製・鉄製の支柱のほか、マットレス、ソファのクッション性を維持するためのウェービングベルト、金属製のビスや金具などの素材でできています。そのため、解体した上で素材ごとに分別を行い、ごみの分類に合わせて自治体指定の方法でごみに出さなければいけません。
一般的には、木製の支柱やウェービングベルトなどは可燃ごみ、鉄製の支柱や金属類は資源ごみもしくは不燃ごみに分類されます。分別方法や、解体後に普通ごみとして処分できるサイズは自治体によって異なるため、解体する前によく確認しておきましょう。
普通ごみに出すにはどこまで小さくすればいい?
ソファを普通ごみに出す場合は、自治体が定めるサイズに収まるように解体する必要があります。基本的には、自治体が指定しているごみ袋に収まるサイズが目安です。地域によっては指定のごみ袋がなく、サイズで規定されている場合もあるので注意しましょう。
また、資源ごみや複数の素材が分解できない状態の複雑ごみは、ごみ収集場所や役所などの拠点収集によって、細かいサイズ制限が設けられている場合もあります。
解体が困難なソファ
ソファはどんなものでも解体できるかというとそうではなく、中には解体が困難なものもあります。具体的には、スプリング入りのソファや電動ソファ、金属製フレームが使用されているソファなどです。
スプリング入りのソファは、スプリングコイルとクッション材が複合しているものが多く、構造が複雑なので自力で解体するのは難しいでしょう。また、電動ソファや金属フレームのソファは、電気回路・構造に関する知識や専用の工具も必要なため、素人の手で解体することは困難です。
不用品回収業者に回収を依頼する
不要になったソファを手早く処分したい場合は、不用品回収業者に依頼して処分する方法があります。不用品回収なら希望する日時に自宅まで回収に来てもらえる上、家からの運び出しや解体も全て代行してもらえます。
自力では分解が困難なスプリング入りソファや電動ソファ、金属製フレームのソファなどの回収も依頼できます。ソファの種類や時間的な問題で粗大ごみに出せない場合や、搬出・運搬手段がないときは、不用品回収の利用を検討してみると良いでしょう。
不用品回収をお得に利用する方法
不用品回収を利用してソファを処分する場合は、他の不用品もまとめて回収してもらうと回収費用がお得になります。
不用品回収業者にソファの回収を依頼する場合、ソファ1点だけだと粗大ごみの収集料金より高くなるケースがほとんどです。しかし、多くの不用品回収業者は「パック料金」を設定しており、同時に回収してもらう不用品の数が多くなるほど1つあたりの処分費用が下がります。
そのため、不用品回収業者を利用する時は、パック料金や定額料金を用意している業者を選んで不用品をまとめて処分しましょう。例えば、軽トラ積み放題パックや2tトラック積み放題パックなどを活用して、不用品をまとめて処分すれば、ソファを単体で処分するよりも相対的に費用が安くなります。
ソファのサイズ別パックプランの目安
不用品回収業者のパックプランを選択する場合は、以下の基準を目安にすると良いでしょう。
- 1人掛け〜小さな2人掛けソファ:軽トラパック
- 3人掛け以上:1tパック
- ベッドやテーブルなど他の家具も一緒に処分したい場合:2tパック
軽トラパックや1tパックでも、雑貨や衣類・書籍など比較的小さなものであれば、まとめて処分できます。一方で、大型家具・家電を複数処分したい場合は、たくさん積み込める2tパックの利用がおすすめです。
買い替え時に家具店に引き取ってもらう
ソファの買い替えに伴って不要になったソファを処分したい場合、買い替え時に家具店に引き取ってもらう方法があります。ソファの買い替えを検討しているのであれば、一度購入を検討している家具店に問い合わせてみると良いでしょう。
ただし、家具店によっては引き取りサービスを実施していなかったり、引き取りに費用がかかる場合があります。また、基本的には買い替えが条件のため、処分のみを依頼することはできません。
引き取りサービスの例として、ここでは「ニトリ」「無印良品」「イケア(IKEA)」「Amazon」各店の引き取りサービスをご紹介します。
ニトリの引き取りサービス
ニトリでは、同数量・同容量の買い替え時にかぎり引き取りサービスを提供しており、料金は1回につき4,400円です。ニトリ配送(配送員設置)限定のサービスのため、宅配便で受け取る場合は利用できない点に注意しましょう。
- 他社製品でもお承りいたします。
- 「お届けする家具の設置場所」と「お引取りするお品物」が同じお部屋にあることが基本条件となります。
- ニトリ配送( 配送員設置 )でお届け商品を玄関先( 玄関先納品 )でお受取りの場合も引取品を玄関先までお出しいただければ同様の条件にてお引取りいたします。
無印良品の引き取りサービス
無印良品では、買い替え時の不要家具引き取りサービスを提供しており、一般的なソファやソファベッドであれば無料で回収してもらえます。座椅子や空気で膨らむタイプのソファ、オットマンなどの回収には対応していない点に注意しましょう。
処分が困難な場合は、対象商品(商品ページの利用可能な付帯サービスに「同種家具引き取り」が表示されている商品)に限り、新しい商品をお届けする際、ご注文商品と「同種」かつ「同数」の不用品の搬出作業や引き取りを承ります。
イケア(IKEA)の引き取りサービス
イケアでは、3万円以上のソファを購入した場合に限り、引き取りサービスが利用できます。サービスは無料で利用できるので、イケアでソファを買い替えるならおすすめです。ただし、イケアオンラインストアや電話注文での購入はサービス対象外となるため注意しましょう。
ソファマットレスのご購入時に、配送サービスのお部屋への搬入と同時にお申込みください。
引取りサービスは、商品配送エリアがサービスエリア内のお客さま限定のサービスです。配送エリアによりご利用可能な曜日が異なります。
Amazonの引き取りサービス
Amazonのネットショップを通じてソファを買い替える場合、対象商品であれば引き取りサービスが無料で利用できます。引き取り対象は購入した商品と同数・同等の商品に限定されるため、サイズが異なるソファに買い替える場合は利用できない点に注意しましょう。
- ご注文いただいた商品と同等・同数までとなります。
- 商品お届け時に限らせていただきます。
- 商品お届けと引き取りが同一の住所の場合に限らせていただきます。
- 不要家具の引き取りのみの承りはできません。
- 引き取りさせていただいた不要家具はご返却できません。
- 引き取りまでにタンス等の収納家具は中身を空けておいてください。
- 引き取り品は事前に解体しておいてください。解体ができていない場合、引き取りをお断りする場合があります。
- 搬出・運搬不可と判断される場合、引き取りをお断りする場合があります。
引用:家電・家具設置回収サービス対象商品の家具引き取りサービスについて|Amazon
引っ越し業者に引っ越し時に回収してもらう
不要になったソファを処分するタイミングが引っ越し時であれば、引っ越し業者に回収を依頼する方法があります。引っ越しのついでに処分できるので、手間や時間を節約できる方法と言えるでしょう。
ただし、不用品の回収サービスを行っている引っ越し業者はかなり限られています。そのため、引っ越し業者を探す時点で不用品回収サービスを行っている業者を選んでおく必要があります。
ここでは、不用品回収サービスを行っている引っ越し業者から「アップル引越センター」「アリさんマークの引越社」「サカイ引越センター」各社のサービスをご紹介します。
アップル引越センター
アップル引越センターでは、引っ越しの利用者向けに不要な家具家電の回収・買取を行っています。一部買取・回収が不可となっている製品もあるので、詳しくは引っ越しの見積もり時に確認しておきましょう。
アップル引越センターは不要品の買取、引き取りに対応している数少ない引越し会社です。
弊社で引越しをご予約のお客様がご利用になれます。お気軽にご相談ください。
アリさんマークの引越社
アリさんマークの引越社では、引っ越し時の不用品処分の取り次ぎサービスを提供しています。有料での処分のみとなるため、ソファを含めて回収を依頼したいものを明示した上で、見積もりを出してもらうと良いでしょう。
Q.不用品の処分はお願いできますか?
A.はい、引越日当日に有料にて処分品の取り次ぎを行います。但し、液体の物や、生ごみ等の生活ごみ、スプレー缶やガスライター、マッチ等の危険物、等々取り次ぎの出来ない物もありますので、詳しくは営業マンにご相談下さい。
サカイ引越センター
サカイ引越センターでは、一部のエリアで不用品の引き取り・買取サービスを実施しています。利用できるエリアが限られているため、見積もり依頼の際に引き取りや買取が可能かどうかを確認しておくと良いでしょう。
Q.不要品の処分はしていただけますか?
A.家電リサイクル法の対象製品以外のタンスやソファー等の不要品は、市町村が行う粗大ゴミの収集にお出しください。 当社でも委任状を頂戴することで、不要品をお引き取りできるエリアもございます、お見積もりご依頼の際にご相談ください。
Q.不要品の買い取りはしていただけますか?
A.当社では一部の地域のみ、お引越し時の買い取りサービスがございます。お取り扱いできないものもございますので、お見積り時に営業員へご相談ください。
引用:よくあるご質問 処分品・不要品について|サカイ引越センター
ソファを売却・譲渡する方法
ソファを廃棄処分するのがもったいない…という場合は、売却や譲渡を検討してみましょう。売却や譲渡でソファを処分できれば、お金をかけずに処分できる上に、まだ使えるソファを他の人に使ってもらえるメリットもあります。
ここでは、ソファを売却・譲渡する方法を4つ、詳しく解説します。
リサイクルショップや家具買取店に売却する
ソファはリサイクルショップや家具買取店に売却できます。一般的な1人掛け・2人掛けソファーから3人掛け以上の製品まで、状態が良ければ買い取ってもらえるでしょう。売却できれば、ソファの処分に費用もかかりません。
ただし、リサイクルショップや家具買取店に売却する場合、ソファを店舗まで持ち込む必要があります。出張買取に対応している店舗もありますが、出張料の負担が必要になるケースもあるので注意しましょう。
また、汚れやシミ、破れ、変色などがあると、買取査定で値がつきにくくなります。そのため、ソファの売却を検討している場合は、普段からカバーをかけておいたり、小まめに手入れを行ったりして、良い状態を保っておくことが大切です。
フリマアプリに出品する
メルカリやラクマに代表されるフリマアプリでは、不要になったソファを出品して売却できます。個人間取引なので、リサイクルショップや家具買取店に売却できなかったソファでも、買い手が見つかれば売れるかもしれません。
ただし、フリマアプリを利用する場合、売れるまでに時間を要する可能性があります。す. そのため、ソファを急いで処分したい時にはあまりおすすめできません。また、ソファなどの家具類は配送料が高額になるため、配送料や出品手数料などを踏まえて値付けを設定したり、配送料を購入者負担に設定して出品するようにしましょう。
ネットオークションに出品する
ヤフオク!等に代表されるネットオークションに、不要になったソファを出品して売却できます。オークションの場合、最低入札額が設定できるため想定以上に安く落札される心配はありません。また、入札期間を設定できるので、一定期間出品して入札がつかなかったら他の処分方法に、という切り替えもやりやすいでしょう。
ただし、フリマアプリで売却するのと同様、売れるまでに時間がかかる可能性があります。また、落札後にはソファを配送する必要もあるため、配送サービスの選定や配送料の設定も慎重に行う必要があります。
ジモティー等の地域掲示板で譲渡先を探す
不要になったソファをお金をかけずに処分したいけれど売却は難しい…というような場合は、ジモティー等の地域掲示板を介して譲渡先を探す選択肢があります。
無料で譲ってもらえるなら多少状態が悪くても構わない、という人は少なからずいるので、売却できないような状態のものでも引き取り手が見つかるかもしれません。「現地引き取り」を条件にすれば配送料などの負担もないため、条件さえ折り合えば無料でソファを処分できます。
ただし、ソファの状態次第では無料でもなかなか引き取り手が見つからない可能性があります。また、3人掛け以上の大型ソファは一般車両に積み込み困難なため、現地引き取りの条件が厳しくなる点に注意しましょう。
ソファの処分方法まとめ
ソファの処分を考える際には、「いつまでに処分したいか」「お金をどれくらいかけられるか」「自力で運び出しや解体ができるか」「処分だけか買い替えや引っ越しとセットか」などを基準に、処分方法を選ぶと良いでしょう。
とにかくお金をかけずに処分したいなら、粗大ごみや解体して普通ごみに出しましょう。ただし、ソファのサイズや種類によっては出せない場合があります。買い替えや引っ越しついでに処分する場合は、引き取りサービスを利用すると費用を抑えられる可能性があります。
ソファが新品同様や購入まもなく、捨てるのはもったいないという場合は、まず売却を検討してみると良いでしょう。小さいソファほど売却しやすく、大きいソファほど売却も譲渡も難しくなる点には注意が必要です。
急ぎでソファを処分したい、自力で運び出しが困難で粗大ごみにも出せない、解体からやって欲しい等の場合は、不用品回収の利用がおすすめです。他の処分方法と比較すると料金はかかりますが、手間をかけずに最短でソファを処分できます。
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