昨今、日本ではいわゆる「汚部屋」「ゴミ屋敷」で暮らす人が多いと言われています。
快適な環境には程遠く、心身にも悪影響を及ぼすことから、汚部屋を「脱出したい」「改善したい」と希望する人は少なくありません。
この記事では、汚部屋の片付けを自力で行うときに意識したいことや、片付けの手順、片付けで出たごみの処分方法等を詳しく解説します。
自力で汚部屋を片付けるなら絶対に意識したいこと
まずは、汚部屋を自力で片付けるときに必ず意識しておきたいポイントを、3つご紹介します。
捨てることに罪悪感を持たない
汚部屋になってしまう人の特徴として、物を捨てることに罪悪感や抵抗感を抱くことが挙げられます。
まだ使えるものを捨てることに「もったいない」と感じてしまい、捨てられない人が多いのです。
捨てることに罪悪感や抵抗感を抱くのは自然なことですが、片付けを進めるためには、その気持ちをなくすことが大切です。
今使わないもの=いらないものと考える
捨てるか捨てないかに迷った時は、今使っているかどうかで判断しましょう。
服装や靴はシーズンがあるため、目安として2年着用していなければ捨てるのがおすすめです。もちろん、重要な書類や二度と手に入らないもの、形見や思い出の品、防災用品などは残しておいて構いません。
今使わない、かつ次にいつ使うかわからないもの、とくに買い直しが容易な日用品等は思い切って処分してしまいましょう。
その他にも、「破損や汚損していて修理やリメイクが困難なものなどは捨てる」などといった判断基準を設けると分別しやすくなります。
真っ先に片付けたいもの
汚部屋を片付ける際に真っ先に片付けたいもの、それはすぐにゴミだと判断できるものです。
たとえば、飲み物のペットボトルや空き缶、溜め込みがちな段ボール・紙袋や雑誌、弁当等の容器や菓子類の袋などが該当します。
ゴミ類は、ほかのものを片付ける障害となるため、最初に手をつけることで、スムーズな片付けを可能にし、モチベーションを高めて進められるようになります。
汚部屋を自力で片付ける手順
ここからは、汚部屋を自力で片付ける手順を具体的に紹介します。
- 片付けに必要な道具を用意する
- ごみの収集日を確認する
- ごみや捨てるものを袋詰めする
- 部屋に残ったものを仕分けする
- 残すものを整理整頓
順を追って見ていきましょう。
片付けに必要な道具を用意する
片付けに必要な道具類は、部屋のタイプやどの程度汚いかによっても変わりますが、一般的な掃除機やぞうきんといった掃除道具以外に、以下に挙げるものがあると便利です。
【準備したいもの】
- 作業用手袋(手を保護するため)
- マスク(ホコリや害虫から身を守るため)
- ゴミ袋(不要な物を捨てるため。分別するために複数用意。)
- 段ボール(不要な物をまとめるため)
- 紐(雑誌・新聞紙などをまとめるため)
また、足の踏み場もないほどものが積み重なっている状態の汚部屋であれば、割れ物や鋭利なものがまぎれていたり、虫が湧いていたりする危険があります。
この場合、足を保護するスリッパや靴、殺虫剤を用意しておくのがおすすめです。
作業する際は、汚れてもよい服装で行いましょう。
ごみの収集日を確認する
道具と並んで片付けを始める前の重要な手順の1つが、ごみの収集日の確認です。
汚部屋の片付けでは大量の不用品やごみが出るため、ごみの収集日に近い日程で作業することが大切です。とくに資源や粗大ごみは、多くの自治体で週1回〜月1回程度の収集しかないため、要注意です。
また、ほとんどの自治体では一度に排出できるごみの量に制限があるため、一度に出せるごみの量も確認しておくといいでしょう。
ごみや捨てるものを袋詰めする
片付けを始めたら、明らかに捨てるものだと分かるものからゴミ袋に詰めていきましょう。
また、一部屋だけでなく家全体が汚部屋になっている場合は、「動線」を意識して片付けましょう。
動線とは、家の中で人が動くための経路のことです。玄関からリビング、リビングからキッチンなど、家家の中の主要な場所を結ぶ動線がキレイであれば、家全体の印象がアップします。
すでに動線が確保できている場合は、部屋にある同種のゴミを重点的に片付けましょう。
たとえば部屋で一番目につくのが可燃ごみなら、まずは可燃ごみだけを徹底的に集めて片付ける、というようなイメージで進めると効率的です。
部屋に残ったものを仕分けする
ごみを集め終わったら、衣類や雑貨、書籍などについて残ったものの捨てる・捨てないかを判断していきます。
このとき、段ボールを3つ要して、残すもの・捨てるもの・保留にするものを分けて入れていくと、仕分けがしやすくなります。
この時、今使っていないものは積極的に捨てるものに分類しましょう。また、捨てるものはおおまかにでも分別しておくと、ごみに出す際の手間が省けます。
残すものを整理整頓
仕分けを終えて残すものが決まったら、収納場所を決めて整理整頓しましょう。
収納場所をきちんと決めて、出したものや使ったものは元の場所に戻すことを徹底すれば、汚部屋の再発を防げます。
仕分け作業で保留にしたものも、期限を半年や1年など決めて、改めて捨てるのか残すのか判断するようにルール化しておきましょう。
汚部屋から出たごみや不用品の処分方法
汚部屋を片付けると、必ずごみや不用品が発生します。
汚部屋から出たごみや不用品の量や種類は、その部屋の汚れ具合によって大きく異なります。
ここからは、汚部屋から出たごみや不用品の処分方法をご紹介しましょう。
分別して一般ごみや粗大ごみに出す
汚部屋から出たごみの多くは、自治体の一般ごみや粗大ごみに出せます。
ごみの分別ルールや収集日は地域によって大きく異なるため、住んでいる地域のルールをよく確認してから出すようにしましょう。
とくに粗大ごみは、多くの自治体で予約制だったり収集が月1回程度しかなかったりするため、収集まで長期間ごみを保管しなければいけない場合もあります。
地域のクリーンセンターに持ち込む
ごみの多くは、地域のクリーンセンターなどの施設に自分で持ち込むこともできます。
持ち込む手間はかかりますが、収集日を気にすることなく、都合の良いタイミングで捨てられます。
ただし、注意点として受付時間が限られていたり事前の予約や本人確認が必要な場合があります。また持ち込みを受け付けていない自治体も少なくありません。
不用品回収業者に回収してもらう
汚部屋のごみや不用品は、不用品回収業者に処分を依頼できます。
不用品回収なら自宅まで引き取りに来てくれる上、分別も必要ありません。大型のごみや不用品でも運び出しから代行してもらえるので、怪我したり家を傷つける心配もありません。
ごみに出す場合と違い費用がかかりますが、多くの不用品回収業者ではごみの量が多ければ多いほど割安になる傾向にあるため、汚部屋の片付けにはとくに適した方法と言えるでしょう。
リサイクルショップに売却する
新しいものや価値のあるものは、まだ使える可能性が高いので、リサイクルショップで売却するのもおすすめです。
他の人に使ってもらえると考えると、捨てることに罪悪感がある人でも手放しやすくなるのではないでしょうか。
売れるか判断が付かない場合は、リサイクルショップのWebサイトで似たアイテムの買取実績がないか調べてみましょう。
フリマアプリやネットオークションで売却する
リサイクルショップで売れなかったものはフリマアプリやネットオークションでも売却できます。
個人間の取引になるため、リサイクルショップで売れなかった品にも買い手が付く可能性があります。ただし、梱包・発送に手間とお金がかかる点に注意が必要です。
汚部屋の片付けよくある質問と回答
汚部屋の片付けはどこから始める?
A:玄関から始めて、廊下、ものの少ない部屋の順番で片付ける
玄関が散らかっていたり、物が散乱したりしていると、家の中からごみや不用品を運び出せません。まずは、玄関から片付け始め、人やものが出入りできる状態を作りましょう。ものが少ない部屋は、残すものの仮置き場として使います。
汚い部屋で生活するデメリットは?
A:心身の健康を損なう
汚い部屋で生活すると、ハウスダストやホコリ、カビ、害虫などによって体に不調が出る可能性があります。
さらに、部屋の中が散らかっていると、気持ちが落ち着かず、集中力やモチベーションの低下にも繋がると言われています。
汚部屋の片付けは何日くらいかかる?
A:ゴミの量や部屋の広さによって異なる
自力で汚部屋を片付けるとなると、ワンルームで2~3日、家全体になると1ヶ月ほどかかることもあります。
しかし、かかる日数はゴミの量や部屋の広さ、片付ける人の人数などによって変わってきます。ものが床から30cm以上ある場合や、水回りが詰まっている場合は、プロに頼むのがおすすめです。
まとめ
汚部屋を自力で片付けるなら、罪悪感を捨てて、物を減らすことが大切です。片付けの際は、明らかなごみから手を付け、残す・捨てるといった判断が必要なものがはっきり分かるようにするのがよいでしょう。
残すか迷ったものは、期間を決めていれば保留にしていても構いません。捨てるものや不用品が大量に出た場合は、自治体のごみ収集には出せないこともあるため、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
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