日本の伝統的な人形である「日本人形」といえば、市松人形やこけし人形、衣装人形などさまざまな種類があります。置物として飾られたり、子どもが生まれたときに贈ったりと、日本人の生活に深く根付いてきました。
一方で、日本人形が飾られてきた和室が減るなど、生活様式や価値観の変化から、処分されるケースも増えています。
今回は、日本人形を手放したいときに役立つ、処分方法や処分時の注意点、知っておきたい豆知識について紹介します。
日本人形の処分方法
まずはじめに、日本人形の処分方法を6つご紹介します。
一般ごみや粗大ごみとして自治体の収集で処分する
まず、日本人形をゴミとして自治体のゴミ収集に出す方法です。
基本的には、燃えるごみ、または燃えないごみとして排出できます。ただし、サイズが大きいものは、粗大ごみに該当します。
粗大ごみの定義や分別ルールは自治体によって異なるため、自治体のWebサイトや配布されているごみの出し方ハンドブックなどを確認しましょう。
神社やお寺に人形供養をしてもらう
日本人形をそのままゴミとして捨てるのに抵抗を感じる場合は、神社やお寺に依頼して人形供養をしてもらいましょう。
近くに神社・お寺がないという場合は、郵送で日本人形を納めることができるサービスを利用するのがおすすめです。
供養に出せば、ご供養料はかかるものの、処分に対して罪悪感を感じにくく、穏やかな気持ちで手放すことができるのではないでしょうか。
リサイクルショップや骨董品・美術品専門店に売却する
一部の日本人形は、リサイクルショップや骨董品・美術品専門店に売却することができます。
値が付きやすいのは、人形師の作品や古い時代に作られた人形で、比較的状態が良いものです。有名作家や人間国宝となった作家の作品であれば、美術的にも歴史的にも価値が付きやすいといえます。
なお、日本人形の査定は専門的知識が必要となるため、日本人形の専門店や、骨董品を主に扱う買取店に依頼するようにしましょう。
フリマアプリやオークションを活用して売却する
フリマアプリやオークションを活用すれば、個人間で日本人形を売却することも可能です。
ネット上での取引となるため、出品時にはトラブルにならないよう保存状態を明記しておきましょう。
自分が日本人形に詳しくない場合、人形の価値を判断できず、不相応な値段で手放してしまうことも考えられます。心配な場合は、一度買取業者に査定に出しておくと安心です。
知り合いや施設・団体に寄付や譲渡をする
売れる日本人形ではないが、ゴミとして捨てることに抵抗がある場合は、寄付や譲渡を検討しても良いでしょう。
家族や知り合いに欲しい人がいれば、そのまま譲渡ができます。近くに欲しい人がいない場合でも、寄付を募っている福祉施設や児童養護施設、ボランティア団体、幼稚園・保育園などに譲ることができます。
年間を通して人形の寄付を募っている団体もあるため、一度問い合わせてみると良いでしょう。
不用品回収業者・遺品整理業者に処分を依頼する
不用品回収業者・遺品整理業者でも、日本人形の処分を依頼することができます。
いずれの業者でも基本的には廃棄物として処分が進められますが、なかには人形供養を行ってくれる業者もあります。
処分したい物の量が多い・供養をしたいが神社やお寺に持ち込む時間がないという場合は、不用品回収業者や遺品整理業者にまとめて依頼すると良いでしょう。
日本人形について知っておきたい豆知識
ここからは、日本人形について知っておきたい情報をまとめて確認しておきましょう。
日本人形の特徴
そもそも日本人形とは、日本髪に着物を着ている日本の伝統的な人形の総称です。
多くは木や紙、粘土を用いて作られています。人形のお顔や髪型、着物といった外観は、人形師や時代の流行によって異なります。
一般家庭によくある日本人形の種類
日本人形には下記のようにさまざまな種類が存在します。
- 市松人形
- 木目込人形
- 御所人形
- 衣装人形
- やまと人形
- 博多人形
- 奈良人形
- こけし人形
なかでも、一般家庭で飾られることが多いのは、おかっぱ頭の着物姿が代表的な「市松人形」や、厄除けの身代わりとして結婚や子どもが生まれた際に贈られる「衣装人形」などです。
いまでもよく目にする日本人形、雛人形や五月人形も広義では衣装人形に分類されます。
日本人形の処分に供養は必要?不要?
日本では、昔から目・鼻・口があるものには魂が宿ると信じられてきました。とくに日本人形は、1つひとつ人形師が思いを込めて作ること、厄除けや健康など願いを込めて飾られることなどから、人の思いが込められやすいといえます。
もちろん、日本人形は本当に生きているわけではないため、供養するか否かは気持ちの問題であり、ゴミとして捨てることも可能です。しかし、そのまま捨てるのは、「バチが当たりそう」「何となく怖い」など抵抗を感じる人は多いでしょう。
罪悪感を感じたり、運気を気にするようであれば、人形や贈ってくれた人に感謝をしつつ、供養に出すのがおすすめです。
日本人形を処分する際の注意点
最後は、日本人形を処分するときに注意したいポイントをまとめて紹介します。
ごみに出す場合は素材を確認してから適切に分別する
木や紙でできた日本人形の大部分は燃えるごみに分類されますが、金属や陶器、石こうが使われている場合は燃えないごみとして分別する必要があります。人形を解体しないと排出できないケースもあるため、人によっては抵抗を感じるでしょう。
分別や解体が困難な場合は、そのままの姿で手放せる人形供養、または不用品回収・遺品整理業者に依頼することをおすすめします。
人形供養ではケースや付属品は処分できない場合も
人形供養に出す場合も、人形が入っていたガラスケースや、人形以外のものは別途処分が必要になることがあります。雛人形や五月人形など、道具や飾りが多い日本人形を供養に出すときは、まとめて処分ができるか確認しましょう。
人形以外をまとめて処分できる場合でも、別途費用が設定されていることがあるため、申し込み前に確認することをおすすめします。
寄付・譲渡するなら綺麗に手入れをしておこう
日本人形を寄付または譲渡する場合は、これまでの感謝を込めつつ、寄付・譲渡先でも大切にしてもらえるよう綺麗に手入れをしましょう。
素手で触ると手垢や手汗がついてしまい、跡が残ってしまう可能性があります。薄い手袋をはめたうえで、羽箒や柔らかい筆を使ってやさしくホコリを落としてください。
日本人形の処分方法まとめ
日本人形は多くの自治体で一般ごみや粗大ごみとして処分が可能です。地域の神社やお寺に人形供養を依頼できる場合もあります。ただし、どちらの場合も分別や解体が必要になる可能性がある点に注意しましょう。
できるだけ処分にお金をかけたくない場合は、知り合いや施設、団体への譲渡を検討しましょう。また、骨董価値のある日本人形であれば売却することも可能です。
引っ越しや施設入居、遺品整理といった事情で急ぎで処分したい場合は、不用品回収や遺品整理業者への依頼もおすすめです。人形供養の代行を受け付ける業者もあるため、ごみとして処分するのは心苦しいという場合にも利用できます。
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