ガスコンロは古くなったり引っ越しの際に処分するケースが多いですが、取り外し方を誤ると火災等のリスクがあります。またコンロのタイプによっては素人では取り外しができない等、正しい知識も必要です。
今回は、ガスコンロの適切な処分方法と、処分の際に知っておきたい注意点を解説します。
- 不用品回収のプロ・お片付けプリンスがご紹介する不用品おすすめ処分方法!今回はガスコンロの処分方法や処分時の注意点を解説します!
ガスコンロの処分方法
早速ガスコンロの正しい処分方法をご紹介します。
なお、ここではコンロ台の上に置いて使う「テーブルコンロ」の処分方法をご紹介します。
「ビルトインコンロ」は資格を持つ専門業者に依頼して処分しなければならず、ここでご紹介する処分方法は基本的に利用できません。
自治体の粗大ごみ収集で処分する
ガスコンロの処分は自治体の粗大ごみ収集に出すのが一般的です。テーブルコンロの場合、ガスコンロの上に置いてあるだけなので、ガスホースを取り外せば簡単に動かせます。
ただし、自力で運び出さなければならないため、収集場所まで遠い人にとっては手間に感じるでしょう。
粗大ごみ収集のルールは自治体ごとに決められていますが、事前に処分料を支払って、粗大ごみシールを貼り付けて出す方法が一般的です。
地域の処理施設に直接持ち込んで処分する
自治体によっては、地域のごみ処理施設にガスコンロを直接持ち込むことができます。持ち込み処分が可能な地域に限られますが、粗大ごみの収集日を待たずに処分ができます。
注意点として、処理施設まで距離がある場合、車などガスコンロを運搬する手段が必要です。また、持ち込みの可否や受付時間はそれぞれの施設で異なる他、事前手続きや身分証明が必要な場合もあります。
持ち込み処分をしたい場合は、市の広報等で事前に調べておきましょう。
引っ越し業者に処分を依頼する
引っ越しに伴ってガスコンロを処分するという場合は、引っ越し業者に処分を依頼できることがあります。一部の引っ越し業者では、引っ越しのタイミングで発生した不用品を回収するサービスを提供しており、ガスコンロを回収対象としている業者もあります。
ただし、サービス内容や引き取り対象品目は引っ越し業者によって大きく異なり、家電や大型家具のみ対応する引っ越し業者が大半です。ガスコンロを回収してもらえるかどうか、依頼の前に確認しておくようにしましょう。
不用品回収業者に処分を依頼する
ガスコンロは不用品回収業者に処分を依頼することが可能です。不用品回収業者なら取り外しから依頼できる上、ガスホースなどの部品や付属品も一緒に回収してもらえます。
また、不用品回収業者の中には引っ越しに対応している業者もあるため、引っ越しでガスコンロの処分が必要になった場合にも利用できます。引っ越し業者と異なり、回収できる不用品に制限もありません。
不用品回収だけを依頼する場合、一般的に作業費や車両費等がかかるため、ガスコンロ単品だと他の処分方法と比較して費用が高くなりがちです。そのため、急ぎで処分したい場合や、他にも処分したい不用品がある場合におすすめです。
買い替え時に引き取ってもらう
ガスコンロの販売を行う家電量販店やホームセンターでは、買い替えの際に古い品を引き取るサービスを提供しているところがあります。サービス内容はさまざまですが、新しい商品の値引きや処分料の割引といった特典を受けられることも。
ただし、すべての店舗で実施されているわけではないため、買い替えの際に引き取ってもらえるかを確認しましょう。また、サービス内容によっては必ずしもお得になるわけではない点にも留意が必要です。
リサイクルショップに売却する
ガスコンロはリサイクルショップで売却できる可能性があります。
一般的に、2口以上で使用感が少なく、状態が良いものは値段がつきやすくなります。とはいえ、ガスコンロは調理に使うことから汚れが付きやすく、あまり値段がつかないケースも珍しくありません。
また、2008年以前に購入・設置されたガステーブルは、どんなに状態が良くても買い取ってもらえない点にも注意が必要です。
フリマアプリやネットオークションで売却する
ガスコンロはメルカリなどのフリマアプリやヤフオクなどのオークションサイトを利用して売却することもできます。リサイクルショップへの売却は基本持ち込みになるため、自宅から気軽に出品できる点が大きなメリットです。
すぐに買い手が見つかる保証はなく確実に売れるとは限りませんが、リサイクルショップでは値がつかないようなガスコンロでも、買い手が見つかる可能性があります。
注意点として、梱包や配送の手間がかかるため売却額によってはマイナスになる場合もあります。また売れるまで時間がかかるため、急ぎで処分したい場合には不向きです。
処分前に確認したいガスコンロの種類
ここからは、一般的な家庭にある2種類のガスコンロの違いを紹介します。
テーブルコンロ
テーブルコンロはコンロ台に置いて使う据え置き型のガスコンロです。団地やアパートなどの集合住宅で使用している人が多いタイプです。
一般的に2口コンロでも6kg程度と、一人で運べない重さではありません。設置も取り外しも容易なため、個人でも比較的簡単に処分できます。
団地等の賃貸物件に自身で設置した場合、基本的に退去の際取り外しを求められます。
ビルトインガスコンロ
ビルトインガスコンロは、システムキッチンの天板に埋め込まれているガスコンロです。一般的に、テーブルコンロよりも高額で、その分高性能・高機能です。
設置だけでなく取り外しにも工事が必要な上、工事には専門資格が必要です。素人が勝手に取り外すことはできないため、基本的には業者に依頼して処分することになります。
ガスコンロを処分するときに注意すること
身近な調理器具のガスコンロですが、ガスを用いることから、正しく扱わないとガス漏れや火事になる危険もあります。
ここでは、ガスコンロを処分するときの注意点を確認しておきましょう。
取り外す前に必ず元栓を閉める
ガスコンロを取り外す際にはまず「ガスホース」を外す必要があります。
この際、元栓が開いているとガス漏れや火事につながる危険があるため、必ず元栓を閉めてからガスホースを取り外しましょう。
つまみを捻るタイプの一般的な元栓であれば、つまみを横向きにすることでガスを閉めることができます。
引火するものが近くにないか注意する
ガスコンロを取り外すときは、万が一ガス漏れが起きても火事にならないよう、火気には十分に注意しましょう。
とくに注意したいのが、タバコの火です。タバコを吸いながら作業をしたり、火が消えていないタバコを灰皿に放置したりすることは絶対にやめましょう。
ガスホースを無理に抜こうとしない
ガスホースを抜く時は、力任せに無理に抜こうとしないよう注意が必要です。
ガスホースはガス漏れを防ぐために簡単には抜けない仕様になっています。また、長年使ったホースは硬化しており、さらに抜けにくくなっている可能性があります。
ガスホースを抜く際は、無理に引き抜こうとせず、ハサミやカッターで切れ目を入れて抜きやすくしましょう。怪我をしないよう防刃グローブを付けて作業すると、より安全です。
ガスホース内のガス抜きも忘れずに
ガスホースを抜いたら、ホースの中のガス抜きも忘れずに行いましょう。
抜いたガスホース内には、多くの場合ガスが残っています。そのままタバコやキャンドル等の火に近づけてしまうと、引火する可能性があります。
ガス抜きを行う時は、必ず換気の良い場所で行ってください。
ガスコンロの寿命とよくある処分のタイミング
ガスコンロの寿命は一般的に10年程度といわれています。
古くなったガスコンロを使い続けると、ガス漏れや不完全燃焼による事故のリスクがあります。10年前後使い続けたガスコンロに、「火がつきにくい」「異音や異臭がする」などの症状があれば処分・交換のタイミングといえます。
また、ガスコンロを処分するタイミングでもっともよくあるのが引っ越しの時。
ガスコンロのサイズが転居先のガス台のサイズと合わなかったり、新居にビルトインガスコンロが設置されていたりといった理由で、転居先に持っていかず処分するというケースは意外と多くあります。
安全装置のついていないガスコンロに要注意
古いガスコンロを使い続けている場合に注意したいのが、安全装置の有無です。
2008年10月から全口に安全装置のついていないガスコンロは製造販売禁止になりました。そのため、比較的新しいガスコンロには、全口に火災防止のための安全装置が付けられています。
一方で、2008年10月以前のガスコンロは安全装置が全口についていない可能性があり、安全性に欠けるといえます。リサイクルショップなどで2008年以前のガスコンロが買取対象外となっているのはこのためです。
安全装置がついていないガスコンロは火災のリスクも高まるため、使用し続けるのは危険です。早めの処分、買い替えがおすすめです。
ガスコンロの処分方法まとめ
今回は、ガスコンロの処分方法と処分時の注意点などを詳しく紹介しました。
ガスコンロのなかでもテーブルコンロであれば、粗大ごみで処分が可能です。新しいものは売却もできますが、2008年10月以前のガスコンロは安全装置が付いていないため売却はできません。
テーブルコンロなら素人でも取り外しが可能ですが、ガス漏れや引火が不安な場合は業者に依頼するのが安心です。不用品回収業者であれば、コンロの取り外しから依頼できます。その他、不用品やごみの処分も依頼できるため、処分したいものが複数ある場合や引っ越しの際に利用がおすすめです。
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