和室には欠かせない存在の畳。畳のい草の香りは、日本人はもちろん海外の人にも根強い人気があります。
そんな畳ですが、不要になったときの処分方法はご存じでしょうか?
畳は滅多に処分する機会がないため、「処分方法がわからない」という方は多いと思います。いざ処分が必要になったとき慌てないためにも、事前に知識を学んでおくことが大切。
そこで今回は、畳の処分方法についてお伝えます。
畳の一般的な処分方法
畳の一般的な処分方法には、以下の4つがあげられます。
- 畳屋に依頼して引き取ってもらう
- 粗大ごみとして自治体の収集で処分
- 分解して可燃ごみとして排出
- 不用品回収業者に処分を依頼
粗大ごみとして自治体の収集で処分
畳は、自治体にもよりますがほとんどの場合「粗大ごみ」として処分できます。
粗大ごみの最大のメリットは「費用が安いこと」です。自治体によっては、無料またはそれに近い金額で回収してもらえる場合も。コストを抑えて処分をしたい人は、粗大ごみ回収を利用しましょう。
ただし、多くの自治体では回収の日時を指定できない点と、収集場所まで自力で運び出す必要がある点には注意が必要です。
畳屋に依頼して引き取ってもらう
近所に畳の販売店、いわゆる畳屋さんがある場合には、引き取りを依頼できる場合があります。
古い畳の引き取りだけでも受け付けてもらえる場合もあれば、買い替えに限り古い畳を引き取ってもらえる場合もあるなど、サービス内容はお店によってさまざまです。
家の近くに畳屋さんがある場合や、処分したい畳を設置してもらったお店がわかる場合には、引き取りが可能か問い合わせてみることをオススメします。
分解して可燃ごみとして排出
自治体のルールにもよりますが、畳は分解すれば可燃ごみとして処分が可能です。
可燃ごみとして処分できれば、通常のごみと同じ要領で排出できるため、処分費用はかかりません。
ただし、畳を解体するのはたとえ一畳分でもかなりの重労働。ノコギリの扱いに慣れている人であればDIY感覚で解体できるかもしれませんが、そうでなければオススメしにくい処分方法です。
不用品回収業者に処分を依頼
畳の処分は、不用品回収業者に依頼することも可能です。
不用品回収業者であれば、畳のサイズや状態を問わず、運び出しから代行してくれます。回収日時の指定も可能で、業者によっては即日の回収にも対応しています。
ただし、処分費の他に作業費や運搬費がかかる場合もあり、処分にかかる料金は他の処分方法と比較して高め。急ぎで畳を処分する必要がある、自力で運び出しができないので搬出から依頼したい場合などの事情があるときには、不用品回収の利用を検討してみましょう。
畳の処分方法を検討する際の注意点
畳の処分方法をここまでお伝えしましたが、どの処分方法が自分に合っているのか、悩んでしまう方もおられるでしょう。
そこでここからは、処分方法を検討する際の注意点をご紹介します。
畳1枚の重さは約30kg、運搬も解体も重労働
畳1枚の重さは、物にもよりますが1枚約30㎏ほど。畳を処分する際は複数枚をまとめて処分ケースが多く、たとえば5枚の場合はなんと150㎏もの重さになります。
この重たい畳を自分で部屋から運び出すのは、大変な重労働です。
さらに解体するとなれば、ごみ袋に入るようノコギリ等を使って細かく分解しなければなりません。普段からDIYに慣れ親しんでいる人ならともかく、女性やお年寄りにはとても困難な作業です。
リフォームや解体で出た不要な畳は産業廃棄物
家のリフォームや解体で出た畳は、基本的に「産業廃棄物」扱いです。
産業廃棄物扱いになると、自治体の収集は利用できません。産業廃棄物を一般ごみとして処分をしてしまうと、不法投棄になってしまいます。
家のリフォームや解体で発生した不要な畳は、必ず産廃処分業者もしくは産廃処理の許可を持つ不用品回収業者に依頼してください。
畳の処分を考える前に知っておきたい豆知識
畳の世界は奥が深く、一般にはあまり知られていない知識もたくさんあります。
ここからは、畳の処分を考える前に知っておくと役に立つ、ちょっとした豆知識をご紹介します。
「裏返し」と「表替え」でメンテナンス可能
畳は私たちが普段目にしている「畳表」と、中心にある「畳床」「畳縁」の3つからできています。
「裏返し」とは、畳表をひっくり返して使用することです。畳表は両面使えるので、裏返しをすれば新品同様の畳に生まれ変わります。
「表替え」とは、畳表のみ新しくすることです。まだ使える畳床と畳縁はそのままに、表面だけを新しくすることで、畳をより長く使うことができます。
畳の寿命は「畳床」を基準に考える
畳の寿命は、「畳床」の状態から測ることができます。畳床は畳の中心にあたる部分で、ここがだめになると畳に張りがなくなり、機能が失われてしまいます。
素人でも判断できる状態の確認方法は以下の2つです。
- 歩いてみたときにやわらくてフワフワしている
- ハリがなく、グニャっとした感触がある
このような状態になったら、畳の寿命がきていると考えましょう。
畳の素材にも種類がある
畳と一言で言っても、昨今はさまざまな素材が使われます。
畳表の場合「イ草」と「経糸」という素材があり、畳床は「藁」や「ワラサンド畳材」といった素材が使われています。素材によって、特徴や寿命が変わるので、しっかり種類を把握しておきましょう。
自分で把握できない場合は、プロに調べてもらうのもオススメの方法です。
畳の処分方法まとめ
ここまで畳の処分方法と注意点、豆知識をご紹介してきました。
畳の処分は、運び出しを自力でできるのであれば、自治体の粗大ごみ収集を利用するのが安上がりです。労力を惜しまないのであれば、解体して燃えるごみとして処分も可能。
ただし自治体によっては、解体しても粗大ごみ扱いの場合もあるため、事前に必ず確認しましょう。
近くに畳屋さんがある場合や、処分する畳を購入したお店がわかる場合には、引き取ってもらえないか問い合わせてみるのもオススメです。お店によってサービス内容は異なる為、廃棄のみでは受け付けてもらえない場合もある点に注意が必要です。
急ぎで処分したい場合や搬出から依頼したい場合、他の不用品もまとめて処分したい場合には、不用品回収業者の利用がオススメ。また、リフォームや解体で出た畳も、不用品回収なら処分できる場合があります。
いずれの方法を取る場合でも、事前の問い合わせが大切です。畳の素材や状態、枚数などをチェックの上、ご自身にあった方法を検討しましょう。
- リフォームや解体で発生した不要な畳は、実は産業廃棄物扱いになってしまいます。
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