超高齢化社会の中で誰もが避けて通れないのが、実家の片付けではないでしょうか。
家を丸ごと片付けるにはかなりの時間がかかるため、実家の片付けをするのであれば両親が元気なうちに始めておくのがおすすめです。早めに片付け始めることには、さまざまなメリットもあります。
今回は、実家を片付けるタイミングやメリット、スムーズに片付けを進めるコツをご紹介します。
実家の片付けはいつから始めるべき?
実家の片付けはいつから始めるべきか?これは誰しもが悩む問題です。
そこでまずは、片付けにかかる期間の目安やタイミングについて、みていきましょう。
実家の片付け・整理は数ヶ月〜年単位の時間がかかる
実家の片付けや整理には、一般的に数ヶ月~1年ほどの時間がかかります。
部屋の広さや数、荷物の量にもよりますが、最も多いのは半年で、長い人で2年ほどかかるケースもあります。
とくに、実家が遠方の場合や、家の売却まで視野に入れている場合は、年単位の時間がかかると想定しておかなければなりません。
できれば親が元気なうちから一緒に始めたい
実家の片付けは長期戦になること、処分するのか残すのか困る物も多々あることから、親が元気で体力・判断力があるうちに始めたいところです。
子どもには判断できない物も一緒に片付けることで、どう扱えばよいのか相談しながら進めることができます。
高齢になると「もったいない」と物をため込んでしまったり、持ち物を処分することに抵抗感を覚えたりすることもあるため、できるだけ早いうちに始めるのがおすすめです。
家族の説得が難しければまずは自分の持ち物から
親に一緒に片付けを始めようと持ちかけても、拒まれるというケースもあります。その場合は、まずは実家にある自分の持ち物から片付け始めましょう。
片付けをしている姿を見ているうちに、心理的なハードルが下がり、自分たちの持ち物の片付けを始めてくれる可能性があります。
実家の片付けを行うメリット
親が存命のうちに実家を片付けるメリットは、亡くなってしまう前に片付け終わりたい理由にも通じています。
- 安全・清潔な住環境になる
- 実家にある財産を把握できる
- 後々の遺品整理の負担を軽くできる
3つのメリットについて、詳しくみていきましょう。
安全・清潔な住環境になる
実家にある物を減らすことで、安全で清潔な環境を維持しやすくなります。
物をため込むと、廊下や避難経路が狭くなってしまい、つまづいて転んだり怪我をしたりするリスクがあります。さらに、地震や火事など緊急時に、逃げ遅れてしまうことも考えられます。
高齢で身体が動かしづらくなると、掃除も行き届かないためカビやホコリによって健康に悪影響を与えることもあるでしょう。
実家にある財産を把握できる
実家の片付けを通して財産を把握することができることも、大きなメリットの1つです。
高齢になってくると貴重品をしまっている場所や高価な品の存在を忘れてしまうことがよくあります。親が亡くなってから実家の片付けをすると、価値があるのかどうかから調べることになるため時間と手間とお金がかかる点に要注意。
不動産や貴金属類などは、財産分与で家族がめがちなので、親が元気なうちに直接聞いておくのが最も早く、楽なのです。
後々の遺品整理の負担を軽くできる
早めに実家を片付けることで、遺品整理の負担を軽くできるメリットもあります。
親が亡くなったあとに実家の片付けをすることを遺品整理と呼びます。この遺品整理では、親に物の価値や処分しても良い物かを聞くことができないため、時間がかかるうえ、身体的精神的な負担が大きくなります。
親が元気な間に片付けをしておけば、親が亡くなってつらいタイミングで片付けを強いられることもありません。
実家の片付けをスムーズに行うコツ
実家の片付けでは、親や家族の反対に合うケースも多々あります。
実家の片付けにスムーズに着手、進めるためのコツを確認してみましょう。
親だけでなく兄弟や親族にも片付けの意思を伝える
実家を片付けるのであれば、兄弟姉妹や親族に片付ける意思を伝えることでトラブルを回避できます。
両親が建てた家であれば、兄弟姉妹への連絡のみで問題ないでしょう。一方で、ご先祖様から受け継いだ実家であれば、親の兄弟や親戚たちも関わりが大きいため、連絡を入れる必要があります。
実家の片付けでは、財産となる品が出て来て相続トラブルになる可能性もあります。できるだけ、関係者が一緒に片付けを進めるのがおすすめです。
子供部屋から片付け始める
実家の片付けは一部屋ずつ片付けていくことで、確実に進めやすくなります。そこで最初に手を付ける部屋は、かつての子ども部屋がおすすめです。
子ども部屋は、親の所有物が少ないため処分を決断しやすく、物を整理することへのハードルが下がります。
思い出の品について話ながら片付けを進めれば、荷物と一緒に心の整理もでき、「これを機に処分しよう」という提案にのってくれやすくなるでしょう。
捨てる・残すの判断は親の意向を尊重する
実家にある物の捨てる・残すの判断は、できるだけ親の意向を尊重しましょう。
無理に物を捨てさせそうとすると、親との関係性が悪くなって、余計に片付けが進まなくなります。もちろん、無断で処分することも可能な限り避けるべきです。
親子であっても、価値観が異なるのは当たり前のことです。それぞれに判断基準を持っていることを前提とし、必ず話し合ってから残すか捨てるかの判断をしましょう。
実家の片付けを進める際のポイント
実家の片付けを進める際には、いくつかのポイントがあります。
ここからは、片付けを進める際に特に意識したいポイントを3つ、ご紹介します。
リスクの高い場所から優先的に片付ける
実家の片付けに着手する時は、万が一に備えてリスクの高い場所から片付けを始めるといいでしょう。
たとえば、いざというときの避難経路になる廊下や階段、火災の恐れがある電源周り、積み上げられた家具などは、安全のためにも最優先で片付けます。
親には「安全を確保するため」と説明して、放置するリスクも理解してもらえれば、片付けを了承してもらいやすくなることも期待できます。
一部屋ずつ計画的に片付ける
実家の片付けは、全体を一気に片付けるのではなく、一部屋ずつ計画的に片付けましょう。一部屋ずつ片付けたほうが、きれいになった部屋に達成感を感じやすくなるためです。
まずは、空き箱や袋類など明らかな不用品や、衣類や小物など処分を決断しやすいものから手を付けるといいでしょう。
残すか処分するか悩んでいると片付けが進まないため、悩むものは保留ボックスを設けて後で考えることをおすすめします。
家財整理や片付けの外部サービスを利用する
自分たちで片付けをする時間がない場合や、実家が広かったり物が多すぎて思ったように進まないという場合は、家財整理や部屋の片付けをしてくれる外部サービスを利用するのがおすすめです。
片付けや生前整理などの専門業者であれば、貴重品や思い出の品をどうするかの判断を必ずヒアリングしてもらえます。いらない物の査定や買取を依頼できる業者も多く、別途売却する手間も省けます。
注意点として、実家の広さや物の量によって料金が大きく変わる上、業者によってサービス内容も異なります。依頼の前に見積もりを取って、複数のサービスを比較することをおすすめします。
まとめ
今回は、実家の片付けを親が元気なうちに行うメリットや、片付けの進め方についてお伝えしました。
実家の片付けは時間がかかる上、判断に困ることも多いため、親が元気なうちから一緒に始めることで、負担を大きく減らせます。家の財産を把握できることは、親にとってもメリットになるはずです。
片付けを始める際には、兄弟や親族に必ず連絡し、可能であれば一緒に行うようにしましょう。家族だけでは心配な場合は、専門業者への依頼・相談もおすすめです。
- 長年暮らした実家の片付けは一朝一夕には終わりません、親や親族ともしっかり相談しながら時間をかけて片付ける必要があります。一部の片付けや物の処分だけを業者に依頼することも可能なので、上手に活用しましょう。
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