ベランダに使わなくなった物干し竿、置きっぱなしになっていませんか?
長さや重さがある物干し竿は、処分しようと思っても運び出しが難しく、方法に迷うことがよくあります。
さらに、物干し台とセットで処分する場合は、手間やコストが増えることも。
そこでこの記事では、物干し竿をスムーズに処分するための方法や、注意すべきポイントを詳しく解説します。物干し台を含めた処分のコツもご紹介します!
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物干し竿を処分する際に知っておきたいこと
物干し竿を処分する前に知っておきたい3つの重要ポイントを紹介します。
- 物干し竿は基本的には粗大ごみ扱い
- 解体すれば燃えないごみに出せる自治体もある
- 金属製の物干し竿を切断するにはパイプカッターが必要
物干し竿は基本的には粗大ごみ扱い
物干し竿は多くのごみと同様に、自治体のごみ収集に出すことができます。
粗大ごみの定義は自治体によってさまざまですが、一般的には「30cm以上の長さがある物」または、「指定のごみ袋に入らないサイズの物」と決められています。
そのため、多くの自治体で、物干し竿は粗大ごみに該当します。
解体すれば燃えないごみに出せる自治体もある
自治体によっては、小さく解体することで物干し竿を燃えないごみに出せる場合があります。具体的には、自治体指定のごみ袋に入るサイズまで小さくすれば、燃えないごみで出せるでしょう。
しかし、ごみの排出ルールは自治体によって異なるため、小さくすればどの自治体でも燃えないごみに出せるとは限りません。
粗大ごみに該当する廃棄物は、解体しても粗大ごみ扱いになる地域もあります。物干し竿を捨てる際は、自治体のごみ分別ルールや出し方を必ずチェックしましょう。
金属製の物干し竿を切断するにはパイプカッターが必要
金属製の物干し竿は耐久性が高く、簡単には切断できません。そのため、解体には専用の工具である「パイプカッター」が必要です。
パイプカッターは、物干し竿のような金属パイプを簡単に切断できる便利な工具で、ホームセンターやオンラインショップで数百円から購入可能です。使い方もシンプルで、竿にセットして回転させるだけでスムーズにカットできます。
注意点:
- 切断時は必ず手袋や保護メガネを着用して安全を確保してください。
- 鋭利な切り口でケガをしないように注意が必要です。
切断した物干し竿は、自治体指定のサイズにまとめてごみ袋に入れることで、燃えないごみとして処分できる場合があります。処分ルールはお住まいの自治体に確認してください。
物干し竿の処分方法4選
続いては、物干し竿の処分方法について具体的にみていきましょう。
物干し竿の処分方法には、主に以下の4つがあります。
- 自治体の粗大ごみまたは一般ごみに出す
- ごみ処理施設に直接持ち込む
- 販売店の引き取りサービスを利用する
- 不用品回収業者に回収を依頼する
自治体の粗大ごみまたは一般ごみに出す
先述の通り、物干し竿は粗大ごみ、または燃えないごみとして自治体のごみ収集に出すことができます。
粗大ごみで出す場合、多くの自治体で事前予約が必要な他、数百円程度の料金がかかります。燃えないごみで出す場合、カットする手間こそかかりますが、捨てるのにお金はかかりません。
なお、物干し竿を解体するためにパイプカッターを新たに購入する場合、粗大ごみの料金よりも出費がかさむ可能性がある点に注意しましょう。
ごみ処理施設に直接持ち込む
物干し竿を自力で運搬する手段があれば、地域のごみ処理施設に直接持ち込んで処分することができます。
自治体のごみ収集は一般的に収集日が固定されているため、処分したいタイミングで排出できないことがよくあります。ごみ処理施設に直接持ち込むことができれば、収集日に左右されることなく、任意のタイミングで物干し竿を廃棄できます。
ほとんどの場合は、お住いの自治体の処理場のみが可能で、ごみを持ち込みできるのは本人のみという点には注意しましょう。
ごみ処理施設に持ち込む場合、一般的には粗大ごみと同額程度の処理費用がかかります。また、施設によっては受付時間が限られていたり、事前申し込みが必要な場合もあります。
販売店の引き取りサービスを利用する
一部のホームセンターや大手家具店では、不要になった家具や家庭用品を引き取ってくれるサービスを実施しています。このサービスを利用して、古い物干し竿を処分することも可能です。
引き取りサービスを実施しているのは、コーナン、カインズ、ビバホーム、ニトリといったお店です。サービスの内容や有無は、店舗によっても異なるため、事前にお店に問い合わせておくと確実です。
一般的には、新たに購入する製品と同サイズ・同数を引き取ってもらえます。基本的に買い替えが前提ですが、そのお店で購入したものなら無条件で引き取ってもらえる場合もあります。
不用品回収業者に回収を依頼する
自治体のごみ収集や施設への持ち込み、引き取りサービスの利用が難しい場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。回収は有料になりますが、任意の日時に回収を依頼できる、運び出しや解体も依頼できるなど、民間サービスならではの手厚いサービスを受けられます。
引越しや断捨離などで処分する物が多くあると、ごみ置き場やごみ処理場まで運ぶ余裕もなかったり、解体する時間すら惜しいという場合もあるでしょう。不用品回収なら、それらを全て解決できる上、物干し台や他の不用品もまとめて回収してもらえます。
一般的に多くの不用品回収業者はパック料金を設定しており、不用品の数が多ければ多いほどコストパフォーマンスが良くなります。物干し竿1点のみの処分だとどうしても割高になりがちですが、他の不用品もまとめて処分できればお得に利用できます。
物干し台を処分したい場合の注意点
物干し竿を処分する際、一緒に物干し台も廃棄したい、という方もいるでしょう。
しかし、物干し台を捨てる際には、いくつかの注意点があります。
物干し台は主にブロー土台とコンクリート土台の2種類
物干し台を処分するときは、まず土台の種類を確認しましょう。
一般的に、物干し台には「ブロー土台(ポリタンクタイプ)」と「コンクリート土台」の2種類があります。
ブロー土台はプラスチック製で、中の水や砂を抜けば粗大ごみまたは一般ごみとして処分できる場合が多いです。ただし、自治体のルールを確認してから処分しましょう。
コンクリートは多くの自治体で適正処理困難物扱い
コンクリート製の土台は、ほとんどの自治体で「適正処理困難物」として扱われています。そのため、多くの場合、自治体の収集では処分できません。
自治体が収集を行わない理由は、ごみ処理施設の設備でコンクリートを処理することが難しいためです。直接ごみ処理施設に持ち込んでも、処分を断られるケースがほとんどです。
コンクリート土台を処分するには、販売店の引き取りサービスを利用するか、不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。
土台やおもり付きの物干し台を収集しない自治体もある
支柱と土台が分離できない物干し台や、おもり付きの物干し台は、収集できない自治体もあります。重すぎる、大きすぎるといった理由から、収集が困難とされるケースが多いです。
こうした運搬が難しい物干し台を処分する場合は、不用品回収業者の利用が便利です。不用品回収なら、重たい物干し台でも解体から運び出しまで代行してもらえます。
自力で運搬や解体が困難な場合は、料金がかかりますが、プロのサービスを利用することで安全かつスムーズに処分できます。
さおだけ屋には注意
街中をスピーカーで宣伝しながら軽トラックで回収する「さおだけ屋」では、不当に高額な料金を請求されるケースが報告されています。利用する際は注意が必要です。
信頼できる業者を選ぶためには、Webサイトで会社名や所在地を公開している業者を選定することをおすすめします。
物干し竿の処分方法まとめ
最後に、物干しざおの処分について再度まとめてみましょう。
- 物干し竿は粗大ごみまたは解体すれば燃えないごみに出せる
- 買い替える場合はホームセンター等で引き取ってもらえる場合がある
- 解体はパイプカッターを用いれば可能だが購入コストも発生する
- 手間をかけずに処分したいなら物干し台もまとめて処分できる不用品回収がおすすめ
物干し竿は、単体であれば粗大ごみに出したり、解体して燃えないごみに出すことで、手間と時間はかかるものの安価もしくは無料で処分できます。
また、買い替え前提にはなりますが、販売店の引き取りサービスを利用することもできます。購入したお店が分かれば、回収してもらえる場合もあります。
物干し竿と一緒に物干し台も処分したいという場合、コンクリート製の土台やおもり付きの物干し台は、収集しない自治体が多い点にも注意が必要です。
物干し竿を急ぎで処分したい場合や、物干し竿が何本もあって運搬や解体が難しい場合、物干し竿と物干し台をセットで処分したいような場合には、不用品回収の利用がおすすめです。
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