液晶ディスプレイモニターの普及とともに、使われなくなったブラウン管モニター。自宅に眠っているものの、処分方法がわからず困っている人もいるのではないでしょうか。
ブラウン管モニターはほとんどの場合では需要がありませんが、一部のゲーム用・鑑賞目的で意外な需要が今も存在しています。
本記事では、ブラウン管モニターを回収処分する方法と、処分時に知っておきたい注意点をまとめて紹介します。
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ブラウン管(CRT)モニターとは
ブラウン管モニターとは、ブラウン管(CRT)を利用して画面を映すモニターです。液晶ディスプレイモニターと同様に、デスクトップパソコンと合わせて使われていました。
画面を映す原理自体は、ブラウン管テレビと変わりません。
ブラウン管モニターは大きく重いことから、現在は薄く軽量な液晶ディスプレイモニターが広く使われています。そのため、現在ブラウン管モニターを使用する人は少なく、一般的な家電量販店などで見かけることもないでしょう。
ブラウン管はモニターとテレビで処分方法が異なる
ブラウン管テレビとブラウン管モニターは、画面表示の原理こそ同じですが、処分に関する法律に違いがあります。
現在一般的に使われている液晶テレビと同様、ブラウン管テレビは「家電リサイクル法」の対象です。そのため、ごみとして排出することができず、リサイクルのために専門業者や家電量販店に引き取ってもらう必要があります。
一方、ブラウン管モニターは「資源有効利用促進法」の対象です。対象となる法律こそ異なるものの、ブラウン管モニターも一般ごみや粗大ごみとして排出することができません。
ブラウン管モニターの処分方法
ブラウン管モニターの処分方法は、以下の7つがあります。
- 自治体連携の回収サービスを利用する
- 製造メーカーに回収を依頼する
- パソコン3R推進協会に回収を依頼する
- 家電量販店の回収サービスを利用する
- リサイクルショップやパソコン買取店に売却する
- フリマアプリやオークションを活用して売却する
- 不用品回収業者に処分を依頼する
ここからは、ブラウン管モニターの7つの処分方法を詳しくご紹介します。
自治体連携の回収サービスを利用する
まずは、自治体連携の回収サービスを利用して処分する方法です。一般的に自治体ではブラウン管モニターを回収していませんが、一部では家庭用のもののみ回収が可能な場合もあります。
自治体での回収がなくても、自治体が指定する回収業者を紹介してくれたり、指定の施設に持ち込んだりと、適切な処分方法を教えてくれます。処分に困ったときは、一度自治体の窓口に相談すると良いでしょう。
製造メーカーに回収を依頼する
ブラウン管モニターの製造メーカーでも、処分のために回収を行っています。
2003年以降に販売されたモニターは、資源有効利用促進法によって、PCリサイクルマークが付いています。PCリサイクルマークがあるモニターの場合、メーカーが無料で引き取り、リサイクルを行います。
一方で、2003年9月以前に購入したモニターの場合、PCマークがないため、有償での回収が一般的です。
パソコン3R推進協会に回収を依頼する
一般社団法人 パソコン3R推進協会でも、ブラウン管モニターを回収しています。
リサイクル料金はモニターによって、有料のもの・無料のものがあります。有料の場合は、梱包・配送料も必要です。
古いブラウン管モニターであれば、メーカーがわからないものや、メーカーが閉業してしまっている可能性があります。その場合も、パソコン3R推進協会に依頼できます。
家電量販店の回収サービスを利用する
家電量販店でも、不要になったブラウン管モニターの回収サービスを行っているところがあります。自宅近くのお店であれば、送料をかけずに処分できます。
ただし、どの家電量販店でも回収サービスを行っているわけではありません。また、回収サービスがあっても、新しく家電を購入することが条件になっていることもあります。
リサイクルショップやパソコン買取店に売却する
現在は一般的には使用されていないブラウン管モニターですが、製造現場やゲーマー・愛好家の間では未だ使用されています。そのため、リサイクルショップやパソコン買取店などで売却できる可能性があります。
売却の可否は、メーカーや状態にもよります。しかし、ブラウン管モニターは現在ほぼ製造されていないため、中古品にも一定のニーズがあります。中には1万円を超える値が付くものもあるため、一度買取対象品を確認してみると良いでしょう。
フリマアプリやオークションを活用して売却する
メルカリなどのフリマアプリや、ヤフオクなどのネットオークションサイトを利用して、ブラウン管モニターを売却する方法もあります。
現在ブラウン管モニターを使うためには、今あるものを修理するか、中古品を買うかしかありません。そのため、中古ショップではなかなか希望のブラウン管モニターが見つからず、フリマやオークションに出品されるのを待っているという人も少なからず存在します。
買い手がすぐに見つかるとは限りませんが、処分を急がない場合は、出品してみると思いがけない金額で売れるかもしれません。
不用品回収業者に処分を依頼する
不用品回収業者に依頼すれば、手間なくスムーズにブラウン管モニターの処分が可能です。
不用品回収業者は、要らないものを引き取ってくれる専門業者なので、ブラウン管モニターだけでなくその他不用品の処分も依頼できます。古いパソコンやキーボードなどがある場合も、まとめて処分できます。
また、運び出しから対応してくれる上梱包等も不要なため、他の処分方法と違い大きく重たいブラウン管モニターを外に運んだり、箱などに詰めたりする必要がありません。
ブラウン管モニターを処分する際の注意点
続いては、ブラウン管モニターを処分するときに覚えておきたい注意点についてみていきましょう。
ブラウン管モニターの多くはPCリサイクルマークが付いていない
1990年代後半には、液晶ディスプレイモニターが普及し、ブラウン管モニターは使われなくなっていきました。
一方、PCリサイクルマークの貼付が始まったのは、2003年10月以降。そのため、ブラウン管モニターの大半はPCリサイクルマークが貼付されていません。
ただし、ブラウン管モニターの製造自体は2007年頃まで行われていたため、レアケースではありますがPCリサイクルマークが付いているものもあります。
家庭用と事業用で回収サービスの申し込み方法が異なる場合がある
一般的な回収サービスは家庭で使用していた家電を対象にしているため、事業で使用したブラウン管モニターの処分では利用できない可能性があります。
メーカーやパソコン3R推進協会の回収サービスでも、回収サービスの申し込み方法が異なることがあるため注意しましょう。
また、事業で使用したブラウン管モニターの廃棄を業者に依頼する場合は、産業廃棄物収集運搬業の許可を受けた業者でなければなりません。
大型のモニターはかなりの重量があるため運搬は慎重に
パソコン用のブラウン管モニターには、15インチと17インチがよく使われていました。
15インチというと小さく感じますが、ブラウン管の場合その重量は10kg以上もあります。大型のブラウン管モニターであれば、20kg以上を超えるものも珍しくありません。
15インチのモニターでもかなり重いため、移動させる際には、落として怪我をしたり部屋を傷つけたりしないよう注意が必要です。
モニター一体型パソコンは中のデータの消去を忘れずに
初期のiMacのように、ブラウン管モニターとパソコン本体が一体となっているパソコンも過去には存在しました。そのようなモニター一体型パソコンを処分する場合は、中のデータの消去も確実に行いましょう。
パソコンにデータが残っていると、個人情報や機密情報が漏れてしまうリスクがあります。ブラウン管モニター一体型のパソコンはかなり古いものしかありませんが、もし今でも動作する場合は、ハードディスクの初期化を行いましょう。
もしパソコンが壊れて動かない場合は、パソコンを分解してハードディスクを取り出し、物理的に破壊してデータを削除しなければなりません。
ブラウン管モニターの処分方法まとめ
今回は、ブラウン管モニターの処分方法についてまとめました。
家電量販店での回収の多くは持ち込み対応、自治体指定の回収業者や製造メーカーでも郵送のための梱包が必要で手間がかかります。
できるだけ簡単に処分したい場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。自宅でそのまま引き渡すだけで、ブラウン管モニターの処分が完了します。モニターが重く運び出せないような場合にも便利です。
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- モニターの処分方法のほとんどは運搬や梱包が必要ですが、ハードルになるのがブラウン管特有の重量です。
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