押し入れに眠っている剣道防具の処分に頭を悩ませたことがある方、いるのではないでしょうか。
面や甲手、道着に剣道袴などなど、剣道防具にはさまざまな素材が使われており、意外と処分するのが簡単ではありません。
そこで今回は、剣道防具のオススメの処分方法と注意点をご紹介します。
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剣道防具を廃棄処分する主な方法
剣道防具にはさまざまな素材が使われていますから、通常のごみとして処分できない場合もあります。
そこでまずは、剣道防具の主な廃棄処分方法をまとめました。
粗大ごみとして廃棄
もっとも手軽な剣道防具の処分方法は、自治体による粗大ごみ収集を利用することです。
自治体によっては剣道防具一式を粗大ごみとして回収してくれる場合があります。それが利用できれば、分別や処分方法に悩む必要はありません。
剣道防具をどのようなごみとして定義しているかは、自治体によって大きく異なります。自治体の収集で処分を検討する場合は、まずは自治体のホームページや広報、問い合わせ窓口に問い合わせてみましょう。
分別して一般ごみや廃品回収で廃棄
剣道防具は、分別して一般ごみとして廃棄することもできます。
一般的に、甲手、垂、剣道着、袴、防具袋、竹刀袋は燃えるごみとして、面、胴、竹刀は粗大ごみとして処分する自治体が多いです。また、剣道着は自治体や自治会が行う古着などの廃品回収で処分が可能です。
面や胴を分解して、燃えるごみや金属として排出できる場合もあります。自治体によっては分解しても粗大ごみ扱いという場合もあるため、やはり事前に確認が必要です。
不用品回収業者に処分を依頼
剣道防具の処分は、不用品回収業者に依頼することも可能です。
不用品回収業者であれば、分別等一切不要で剣道防具を一式丸ごと処分してくれます。粗大ごみ収集と違い数の制限はありませんし、竹刀もまとめて処分が可能。
また、他の不用品もまとめて回収してもらえるので、剣道防具以外にも処分に困っているものがあれば全部一緒に処分ができます。
剣道防具を売却・譲渡して処分する方法
剣道の防具を一式そろえようとすると、10万円から20万円ほどかかってしまいます。お金をかけて購入したものですから、簡単に捨てることははばかれると感じている方は少なくないようです。
そこでここからは、防具を売却、譲渡する方法をご紹介します。
剣道具の買取業者に売却
剣道防具を処分する方法のひとつに、剣道具を専門に扱う買取業者への依頼があります。
剣道具を専門に扱う業者であれば、剣道防具の価値を理解した上で査定、買い取ってもらえます。高段者向けの剣道防具も、高額買取してもらえる期待が高まります。
ただし、業者によっては中学生・高校生用の剣道具は買い取ってもらえない場合があります。
フリマアプリやオークションを活用して売却
剣道防具は、フリマアプリやオークションを活用して売却することも可能です。
剣道防具を新品で揃える場合、10万円から20万円もの金額が必要です。中古でもいいからできるだけ安価なもので揃えたい、と考える方は少なくありません。そのため、中高生用の剣道防具であっても、十分に売却できる可能性はあります。
状態や出品価格、時期によっては買い手が現れるまで時間がかかる点には注意しましょう。
友人知人に譲渡
前項でも触れた通り、剣道防具一式は安価で揃えたいニーズがあります。そのため、友人や知人で剣道防具を欲しがっている人がいれば、譲渡するというのも1つの手です。
子供用や中学生・高校生用の剣道防具は、売却しようにも値段のつかない可能性があります。個人で売却しようにも、配送や梱包の手間とコストがかかります。
近しい友人や知人に譲渡しできれば、配送や梱包の手間もかかりませんし、喜んでもらえることでしょう。
学校や道場、寄付を募る団体に寄贈
剣道防具の寄付を募る学校や道場に、剣道防具を寄贈するのも1つの手です。道場では初心者や体験入門者に貸し出すため、剣道防具を必要としている場合があります。
また学校でも、部費の都合から剣道具の買い替えや買い増しが難しく、使わなくなったものの寄付を募っている場合があります。
近くに道場や剣道部のある学校がある場合には、一度問い合わせてみるといいでしょう。
剣道防具を処分する際の注意点
剣道防具の処分方法は廃棄・売却ともに複数の選択肢が、処分の際には気をつけなければならないポイントがあります。
そこで最後に、剣道防具を処分する際に注意するべき点をまとめました。
面を一般ごみで出す場合は素材に注意
基本的に剣道防具は布や皮でできているものが多いので、一般ごみであれば燃えるごみとして処分できます。
ただし、面に関しては例外です。面布団の部分と面金の部分からなる面は、面金にステンレスや鉄が使われており、燃えるごみで処分ができません。
一般ごみで面を処分する場合は、分解して面布団と面金とを分けてから廃棄する必要があります。面布団と面金を分割できない場合は、粗大ごみとして排出しましょう。
破損したものや汚れのひどいものの寄贈は避けるべき
処分方法の中に学校や道場への寄贈がありますが、いくら無料で寄付するからとはいえ、壊れていたり汚れのひどい剣道防具を寄贈することは避けましょう。
寄贈する場合は、引き続きその剣道防具を使ってもらうことが前提です。使えないものを寄贈しても、相手にとっては迷惑になるだけ。
破損したものや汚れのひどいものの寄贈は、一般的な礼儀としてもやめた方が良いでしょう。
愛着のある防具は感謝を込めて供養もあり
剣道を本格的にやっている人にとって、剣道の道具は神聖なもの。日々の練習で丁寧に扱ってきたものを廃棄してしまうことに、抵抗を感じる人は少なくありません。
愛着のある防具をきちんとした形で処分したいという人には、神社や寺院で供養してもらうことをオススメします。一般的には剣道具を処分する際、供養をしなければいけないということはありません。しかし、気持ちの整理と区切りをつけることはできます。
不用品回収業者の中にも、処分と同時に供養を引き受けてくれるところがあります。さまざまな事情により処分を急ぐ、でもできれば供養もしたい…。そんな場合には、ぜひ相談してみましょう。
剣道防具の処分方法まとめ
剣道防具を手軽に廃棄するなら、粗大ごみや一般ごみでの処分がオススメです。状態がよく破損や汚れがほとんどないものであれば、売却も可能。中高生向けの剣道防具は値段がつきにくいですが、欲しい人に譲ってあげると喜んでもらえる可能性大です。
使えない剣道防具を複数まとめて処分したい場合や、他の不用品や処理困難物と同時に処分したい場合には、不用品回収業者の利用がオススメ。業者によっては供養を代行してくれるところもあります。
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