粗大ごみっていつどうやって回収してくれるの？粗大ごみを出すのに申し込みや料金はいるの？
粗大ごみの処分方法って、意外とわからないもの。自治体によっても、手続き方法や受け付けてくれる粗大ごみの種類は異なります。
また、江東区では粗大ごみの直接持ち込みができないやや特殊な地域です。
今回は、東京都江東区の粗大ごみの出し方を詳しくご紹介します。申し込み方法から出し方、回収にかかる料金、江東区に申し込んだ場合のメリットとデメリットまで、徹底解説いたします。
江東区で粗大ごみや不用品の処分を検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
※本記事は2022年3月時点の情報を元に作成・更新しています。最新の情報は自治体の公式Webサイトにてご確認ください。
東京都江東区の粗大ごみ回収
はじめに、江東区のごみ分別方法と、粗大ごみの処分ルールをチェックしましょう。
どんなものを粗大ごみとして処分してもらえるのか、事前に確認しておくことが大事です。
江東区のごみ分別方法
江東区では、ごみを4種類に分けています。
燃やすごみ
生ごみ、食用油、紙くず、少量の植木の葉・枝、草花、衣類、プラスチック製品、ビニール製品、ゴム製品、革製品、汚れの落ちない容器包装プラスチックが該当します。
生ごみは水をよく切ってから、紙くずに含まれる紙おむつは汚物を取り除いてから、植木は長さ30cm程度に切ってひもで束ねから、食用油は紙や布に染み込ませるか凝固剤で固めてから出すようにしましょう。
燃やさないごみ
燃やさないごみは3種類に分類されています。
- 水銀を含む製品
- 発火性の燃やさないごみ
- 燃やさないごみ
水銀を含む製品には蛍光灯類、電池類、水銀製品が該当します。発火性の燃やさないごみはスプレー缶類が、燃やさないごみは金属類、ガラス類、陶磁器類などが該当します。
スプレー缶類は中身を使い切って、穴をあけずに捨てましょう。鋭利なものは紙などに包んで「キケン」と表示して排出しましょう。またガラス片や割れた食器なども、厚手の紙などに包んで「キケン」と書いてから捨てましょう。
資源
古紙、びん、かん、ペットボトル、発泡トレイ・発泡スチロール、容器包装プラスチックなどが該当します。古紙は、新聞、雑誌・雑がみ、ダンボールが含まれます。
粗大ごみ
ここまでご紹介した3種類に含まれないごみが、江東区では粗大ごみとして扱われます。
江東区の粗大ごみの定義
江東区では、粗大ごみを「一辺の長さがおおむね30センチ以上の大きなごみ」と定義づけています。主な品目例として、家具やふとん、自転車などが挙げられます。
江東区では回収してもらえないもの
家電リサイクル法対象品目のエアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機、衣類乾燥機や、家庭用パソコンは粗大ごみとして回収してもらえません。また、自動車やオートバイ、バッテリー、タイヤ、ピアノ、耐火金庫、消火器、コンクリートブロック、ガスボンベ類なども回収してもらえません。
なお、事業系粗大ごみについても収集してもらえません。
自治体では回収してもらえない処理困難物・事業で発生したごみなどについては不用品回収業者に相談・依頼おこないましょう。
直接持ち込みたい場合の方法
江東区では粗大ごみの持ち込み回収は実施されていません。
ただし、江東区内の事業所で一時的に発生した事業系一般廃棄物に限っては、処分場に持ち込むことができます。持ち込みには、清掃事務所での手続きが必要です。
東京都江東区の粗大ごみ回収申し込み
江東区の粗大ごみ回収の概要がわかったところで、次は具体的な申し込み方法について見ていきましょう。
申し込み方法
他の自治体同様、江東区でも粗大ごみの回収・持ち込みには事前申し込みが必要です。申し込みは電話またはインターネットから行います。
電話の場合は、申込専用電話番号での受付となり、受付時間は月曜から土曜日の午前8時～午後7時までです。インターネットの場合は、粗大ごみインターネット申込みのサイトから24時間申込めます。
申し込み前に確認しておきたいこと
申し込み時に、住所・氏名・電話番号の他、出すごみの種類、個数、大きさを尋ねられます。また、収集者が家の前まで入れるかどうかも尋ねられる為、事前に確認が必要です。
収集日の目安を事前に確認するには？
収集日の目安は、事前に江東区公式サイトにて確認することができます。申し込みをする前に、いつ頃収集してもらえるか、おおよその時期をチェックしておくといいでしょう。
申し込みの手順
- 申込専用電話番号に電話、もしくは専用申し込みサイトから申し込み
- ごみの種類や個数、大きさなどを伝える（入力する）
- 収集日や収集場所、受付番号、粗大ごみ処理手数料券の必要枚数を確認する
申し込み後に変更または取り消したいときは？
申し込み完了後に申し込み内容を変更または取り消したいときは、インターネット申し込みの場合収集予定日の2日前（日曜日を除く）までであればネット上で変更が可能です。
電話で申し込んだ場合や収集予定日直前の変更は、直接粗大ごみ受付センターもしくは江東区粗大ごみ業務センターに連絡する必要があります。
東京都江東区の粗大ごみ処理手数料
江東区の粗大ごみ処理には、所定の手数料がかかります。
江東区の場合は「粗大ごみ処理手数料券」というものを必要な枚数だけ、事前にご自身で購入しておく必要があります。
粗大ごみ処理手数料券の価格と種類
江東区の粗大ごみ処理手数料券は、A券（200円）・B券（300円）の2種類です。
なお、江東区の発行する処理券は、江東区内での使用に限定されることに注意しましょう。逆に、他の区で購入した処理券を江東区で使用することもできません。
粗大ごみ処理手数料券が買えるところ
江東区の粗大ごみ処理手数料券は、江東区内の「有料粗大ごみ処理券取扱所」の標識のあるお店、区内コンビニエンスストア（一部を除く）、区内各出張所、江東区防災センター6階清掃リサイクル課、江東区清掃事務所で購入できます。
買った粗大ごみ処理手数料券をどうすればいい？
A券（200円）・B券（300円）を組み合わせて、必要な枚数だけ粗大ごみ処理手数料券を買ったら、粗大ごみに貼り付けます。
貼り付ける際は、収集時に受付番号が見えるよう、目立つ場所に貼るようにしましょう。一度貼ると貼り直しができませんので、注意が必要です。
また、粗大ごみ処理手数料券領収書は、収集が終わるまで必ず保管しておきましょう。
江東区に粗大ごみ収集を依頼するメリット・デメリット
江東区に粗大ごみの処分を申し込む場合の、メリットとデメリットをまとめました。
メリット
最大のメリットは、その料金の安さです。
いわば行政サービスの一つですから、かかる費用も民間のサービスを利用する場合と比べると格安。戸別収集であれば200円からという料金です。
もう一つのメリットは、行政サービスであるところから来る安心感。
民間業者に依頼して、もしそれが悪質な業者だった場合、法外な料金を請求されたり、回収品が不法投棄されていたりといったトラブルに巻き込まれる恐れがあります。江東区に回収を依頼すれば、そんな心配はまずありません。
デメリット
江東区に粗大ごみの処理を依頼する場合、いくつかのデメリットがある点には注意が必要です。
まず、電話やインタ―ネットによる事前の予約が必要という点。
事情でなるべく早く処分したいと思っても、即日回収はまず不可能です。時期によっては回収が1週間以上先になることもあります。また、電話の受付日時も限られている為、対応時間内に電話をかけられない場合も。
次に、一度に収集してもらえる数に制限がある点。江東区ではインターネット申し込みの場合一度に処分できる粗大ごみは10点までとなっており、大量処分には不向きです。
もう一つ、指定された場所まで粗大ごみを自分で運び出す必要がある点も、大きなデメリットです。大きな家具や家電を自力で運び出せない人には、残念ながら不親切なサービスと言わざるを得ません。
不用品回収業者に依頼するメリット・デメリット
次に、江東区ではなく、民間の不用品回収業者に粗大ごみの回収を依頼する場合の、メリットとデメリットをまとめました。
メリット
不用品回収業者に依頼する最大のメリットは、回収日時の要望がしやすいこと。
行政と違い土日祝日でも回収してくれるだけでなく、24時間365日依頼を受け付けてくれるところも。業者によっては依頼した当日、数十分のうちに回収に来てくれる場合もあります。このスピード感は行政では太刀打ちできません。
次に、大量の不用品をまとめて回収してくれる点。
江東区の粗大ごみ回収はインターネット受付の場合一度に10点までの制限がありますが、不用品回収業者なら点数の制限はまずありません。どれだけ大量の不用品・粗大ごみであってもまとめて回収してくれますし、当日急に処分したい不用品が増えてもほとんどの場合対応してもらえます。
さらに、不用品回収業者の場合、運び出しまで代行してくれることが多いのも大きなメリットです。とても自力では運び出せないような大型の家具や家電でも、多くの業者は運び出しから積み込みまで全て代行してくれます。
デメリット
不用品回収業者に依頼する場合のデメリットは、江東区の粗大ごみ回収と比較して、どうしても費用が割高になる点。ただし、対応のスピード感や、大量の不用品や大きな家具・家電などの粗大ごみを運び出す労力を加味すると、必ずしも割高とは言い切れません。
もう一つ、民間の不用品回収業者は無数にある為、慎重に依頼する業者を検討しないと、悪質な業者に引っかかってしまうこともあります。「無料回収」を謳ってトラックで直接回収に回っている業者や、「不用品はないか」と電話をかけてきて回収に来ようとする業者には気をつけましょう。
信頼のできそうな不用品回収業者を選ぶことが肝心です。
まとめ
東京都江東区で粗大ごみを処分する方法やその手順、そしてメリットとデメリットについて、ご紹介してきました。
江東区の粗大ごみ回収は料金が安いという大きなメリットがあるものの、事前予約制で回収までに時間がかかることや、インターネットで申し込んだ場合一度の収集で10点までという制限が大きなデメリットになります。粗大ごみを指定された場所まで自身で運び出す必要がある点も、大きな不用品・粗大ごみを処分したい方にとってはデメリットですね。
江東区内で、大量の不用品・粗大ごみをまとめて処分したい、事情がありとにかくすぐに不用品を処分したい、大きな家具や家電を処分したいがとても自力では運び出せない…。そんな方は、ぜひお片付けマッハくんの不用品・粗大ゴミ回収サービスにご依頼ください。
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