食器棚といえば大きく重たいものが多く、処分する際には家からの運び出しや運搬が大変な家具の代表格です。
売却しようにも、毎日使う家具のために経年劣化しやすく、組み立て式のものが多いため、値が付きにくいのが難点。
この記事では、食器棚のおすすめ処分方法と処分時の注意点、知っておきたいポイントを解説します。
食器棚を自治体の収集で処分する方法
まずは、自治体のごみ収集サービスを活用して食器棚を処分する方法を3つご紹介します。
- 粗大ごみの戸別収集を利用する
- 地域の処理施設に直接持ち込む
- 解体して一般ごみとして廃棄する
自治体によって分別方法などが異なる場合もあるため、必ずお住いの自治体のホームページなどを確認した上で処分してください。
粗大ごみの戸別収集を利用する
自治体の粗大ごみ回収サービスには、多くの自治体で「戸別収集」制度が設けられています。戸別収集を依頼すると、自宅の玄関先や収集場所まで回収に来てもらえるため、食器棚の処分におすすめです。
ただし、粗大ごみ戸別収集の対応品目や収集費用は自治体ごとに異なります。とくに戸別収集にかかる費用は、地域によって無料の場合もあれば食器棚の場合1,000円を超えることもあります。
原則として、自治体の戸別収集では運び出しまでは依頼できません。戸別収集を利用する場合、収集場所まで食器棚を自力で運び出す必要がある点に注意が必要です。
地域の処理施設に直接持ち込む
食器棚を処分したい場合、地域の処理施設に直接持ち込んで処分するのも手段の1つです。
一般的に処理施設では処分したいものの重量で費用が加算されることが多いため、廃棄物の量が多い場合にも適しています。たとえば、食器棚の処分と同時に家具や家電、不要になった食器類などもまとめて廃棄することが可能です。
ただし、処理施設で処理のできないいわゆる「処理困難物」に該当するものは、処理施設で持ち込み処分することができないため、ほかの方法で適切に処分しましょう。
解体して一般ごみとして廃棄する
食器棚は自治体にもよりますが、解体して一般ごみとして廃棄できる場合があります。小型のものや、自分で組み立てた製品であれば解体も比較的容易です。
ただし、扉などにガラスが使用されているものがあり、固定に釘などが使用されていると解体時に怪我をする恐れがあります。
解体道具などの準備も必要になるため、慣れていない場合は無理に解体しようとせず、他の処分方法を検討しましょう。
食器棚をごみとして処分する場合の注意点
食器棚を粗大ごみまたは一般ごみとして処分する場合、自力での解体と家からの運び出し、回収・処分場所までの運搬が必要です。搬出する人手や運搬車両の準備が必要になるため、前もって手配しておかなければなりません。
また、食器棚を解体する際には、危険を伴うためパーツを支える人手や解体に必要な工具を揃えなければいけません。さらに、自治体の分別ルールに従って、素材ごとに分別作業も必要です。
工具の購入費用や解体運搬の手間を考えると、業者に依頼した方が結局安上がりになるケースもあります。食器棚の大きさや構造、搬出経路等をしっかり把握した上で、自力で対応するか業者に依頼するかを検討しましょう。
食器棚の処分に利用できる民間サービス
食器棚は自治体の収集サービス以外に以下の2つの方法でも処分ができます。
- 家具店の下取りサービスを利用する
- 不用品回収業者に処分を依頼する
民間サービスを活用すれば、搬出の手間削減や新しい食器棚の購入がお得になる可能性があるので、活用を検討してみるのもおすすめです。
家具店の下取りサービスを利用する
食器棚を買い替え時に処分したいのであれば、家具店の下取りサービスを活用するのも手段の1つです。
家具店によって扱いは異なりますが、下取りで新しい食器棚が安く購入できたり、食器棚の処分費用が無料になったりすることがあります。
食器棚を買い替えない場合でも、購入した店舗であれば有料で引き取ってもらえる場合があるので、問い合わせてみると良いでしょう。
不用品回収業者に処分を依頼する
食器棚の処分は不用品回収業者に依頼するのもおすすめです。とくに、急いで処分したい場合や、食器類、不要な家具家電などもまとめて引き取ってもらいたい場合に適しています。
不用品回収業者であれば自宅まで回収に来てもらえるため、搬出の手間や解体の負担がありません。
また、処分したいものが多いケースでも、分別作業まで依頼できるのでスムーズに処分することができます。
食器棚を売却・譲渡して処分する方法
食器棚を手放したい場合でも「まだまだ使えるのに…」と勿体ないと感じる方もいるでしょう。そのような場合におすすめなのが、売却や譲渡する方法です。
ここからは、食器棚を売却や譲渡する方法を3つご紹介します。
- リサイクルショップや家具買取店に売却する
- フリマアプリやオークションで売却する
- マッチングサービスで譲渡先を探す
リサイクルショップや家具買取店に売却する
購入から間もない食器棚や有名ブランド製の食器棚は、リサイクルショップや家具買取店に売却することができます。
リサイクルショップの中には出張買取に対応しているところもあるので、店舗によっては自宅まで引き取りに来てもらうことができます。
フリマアプリやオークションで売却する
不要になったものを売却する手段は、リサイクルショップだけではありません。「メルカリ」や「ヤフオク」に代表されるフリマアプリやオークションサイトで、食器棚を売却することもできます。
手放したい食器棚の状態やブランド次第では、リサイクルショップに売却するよりも高値がつく場合もあるので相場をリサーチしてみましょう。
ただし、売却できるまでに時間がかかることも多くあるため、急いで処分したい時には適していません。
マッチングサービスで譲渡先を探す
「売却しようと思ったけど買い取ってもらえなかった」など、食器棚が売却できなかった時は、譲渡先を探してみてはいかがでしょうか?
個人で不要になったものを譲渡するのであれば、マッチングサービスの活用が便利です。家具や家電などの譲渡が行えるマッチングサービスには「ジモティー」などが挙げられます。
売却できなくてもまだ使用できるものは、無料であれば引き取りたいと考えている人もいるので、譲渡先を探してみると良いでしょう。
食器棚の売却を考える際に知っておきたいこと
食器棚の売却処分について考える際には、買取価格を左右するポイントや売却金額について事前に知っておきたいことがあります。
ここからは、食器棚を売却する前に把握しておきたい注意点について見ていきましょう。
食器棚は経年劣化しやすく値が付きにくい
食器棚は、ほかの家具や家電と比べても経年劣化しやすく、値段が付きにくい傾向にあります。食器棚は毎日使う機会が多く、食器を出し入れする際に傷や汚れがつきやすいためです。
また、組み立て式の食器棚は解体してから再度組み立てることが困難なものがほとんどです。そのため、基本的にリサイクルショップ等では買い取ってもらえないと考えておきましょう。
有名メーカー品やアンティーク品なら値が付く可能性あり
有名メーカー製の食器棚やアンティーク品などであれば、多少の劣化があっても値が付く可能性があります。
「パモウナ」や「綾野製作所」などのメーカーは人気が高く、中古でも一定の需要があります。またアンティーク品の場合、長く使用されるうちに風合いが増すことから、古いものの方が価値が高いことも少なくありません。
手放したい食器棚の種類によっては高値が付く場合もあるので、一度査定に出してみると良いでしょう。
搬出の手間や配送費用で結局高くつく場合も
食器棚は搬出の手間や梱包、配送費用が高くなることが多いため、フリマアプリやオークションサイトを利用する場合には注意が必要です。
設定した売却金額よりも手数料や配送費用の負担が大きくなってしまえば、結局マイナスになってしまいかねません。
そのため、売却金額を設定する際には諸費用や手数料、梱包資材の費用なども考慮した価格設定が必要になります。
知っておきたい食器棚の種類
食器棚にはいくつかの種類があり、知っておくことで処分の際の助けになることがあります。
食器棚を処分する、または買い替える際の参考にしてください。
上下積み重ね型
一般家庭でもっともよく見られるのが、上下積み重ね型の食器棚です。
上下2段に分かれており、積み重ねて使ったり1段にして並べて使ったりと、柔軟性のある使い方ができます。
チェスト型
マンションやアパート等小さな住居に適しているのが、チェスト型の食器棚。
食器棚は生活感がある家具ですが、木製のチェストであれば部屋の雰囲気を損なうことなく食器を収納することができます。
薄型
薄型の食器棚は奥行が浅いため、食器が奥にたまってしまうのを防ぐことができます。
また、その薄さからキッチン内に置いても邪魔になりにくいという特徴もあり、ダイニングキッチンでとくに活躍します。
レンジ台
電子レンジやトースター、炊飯器を置けるレンジ台も、食器棚の一種です。これも一般家庭でよく使われています。
調理家電と食器を同時に収納できるため、省スペースにまとめることができます。
カウンター下収納
マンション等の狭い住宅では、食器棚をカウンター下に収納しているケースも多々あります。
カウンターキッチンのカウンター下等のスペースを、有効活用することが可能です。
ダイニング用食器棚
ダイニング用食器棚は、ダイニングテーブルのそばに置くための食器棚で、デザイン重視のものが多いのが特徴です。
浅い引き出しがついており、カトラリーやカップも収納できます。
食器棚の処分方法まとめ
食器棚は、一般的には粗大ごみとして処分できる自治体が多くありますが、運び出しや運搬が必要になります。人手や運搬車両の準備も必要になるため、事前に手配しておかなければなりません。
また、食器棚を解体して一般ごみとして処分できる場合もありますが、解体作業は大変で怪我をする危険もある上に分別作業も必要になります。
売却処分したい場合でも、食器棚は毎日使うもののため経年劣化しやすく、基本的に高値で売るのは難しいのが現状です。
「食器棚を処分したくても搬出や運搬が難しい」「使い古していて売るのは難しい」という場合には不用品回収業者の活用もおすすめです。
- マンションや団地からの食器棚の運び出しは困難かつ危険を伴います。
自力での運び出しが難しい場合は不用品回収の利用もおすすめです、お気軽にご相談ください!
あなたの街の優良業者が即日訪問

不用品の処分にお困りですか?
- 捨て方の分からない不用品がある
- 急ぎで処分してしまいたいものがある
- 家具を処分したいが大きすぎて運べない
- 引越しが迫っているのに粗大ごみの処分が間に合わない
- 大量の不用品がありどう手をつけたらいいか分からない
お片付けマッハくんなら不用品・粗大ごみ処分に関するお悩みをなんでも解決!
訪問お見積り完全無料、対応地域最短即日30分で回収に伺います。
お片付けマッハくん対応エリア一覧
■大阪・京都・奈良エリア
- 大阪府
- 京都府
- 奈良県
■兵庫エリア
- 兵庫県
■関東エリア
- 東京都
- 神奈川県
- 千葉県
- 埼玉県
■静岡エリア
- 静岡県
■東海三県エリア
- 愛知県
- 岐阜県
- 三重県
※静岡県からのご依頼・ご相談は「静岡エリア」窓口にてお受けいたします。
■広島・岡山エリア
- 広島県
- 岡山県
■九州エリア
- 福岡県
- 佐賀県
- その他九州の県内一部地域
※九州エリアの詳しい対応地域は専用窓口よりお問い合せください。
不用品の一括処分はもちろん、引越しゴミや遺品・生前整理、ゴミ屋敷清掃もお気軽にご相談ください。
マッハくんが食器棚のおすすめ処分方法や注意点を詳しく解説します!