寒い時期に大活躍するホットカーペットですが、電化製品である以上やはり寿命があります。
とはいえなかなか手放す機会がないため、どのように処分すればいいのか分からない人もいるでしょう。
今回は、ホットカーペットの処分方法と処分する際に注意したいポイントについてまとめて紹介します。ホットカーペットが故障したり、買い替えを考えたりしている人は参考にしてください。
ホットカーペットの処分方法
まずは、ホットカーペットの基本的な処分方法からみていきましょう。
- 自治体の粗大ごみ収集で処分する
- 小型家電の回収サービスや回収BOXを利用する
- リサイクルショップに売却する
- フリマアプリやオークションを活用して売却する
- 不用品回収業者に処分を依頼する
自治体の粗大ごみ収集で処分する
自治体の粗大ごみ収集の利用は、ホットカーペットの最もメジャーな処分方法です。
粗大ごみの定義は自治体ごとに異なりますが、ごみ袋に入らないサイズで、30cm以上あるような大型のごみは粗大ごみになるのが一般的。自治体の廃棄物収集なので、安く処分ができる点が魅力といえます。
注意点として、粗大ごみ収集は自治体ごとに料金の有無や収集頻度、収集の申込方法が異なります。都市部を中心に事前の予約と料金の支払いが必要な地域が多いため、急ぎでホットカーペットを処分したい場合にはあまり向かない方法といえます。
小型家電の回収サービスや回収BOXを利用する
ホットカーペットのサイズによっては、小型家電として処分できることもあります。
小型家電は資源として無料回収されている自治体が多く、小型家電の回収ボックスに入れられれば、お金をかけずに処分することができます。ただし、一般的に小型家電の回収ボックスは粗大ごみに該当しない大きさのものが対象となる点に注意が必要です。
その他、小型家電の回収サービスを実施している家電量販店に持ち込むことで処分することもできます。こちらは自治体の回収と異なり、処分費用の支払いが必要です。お店によってサービス内容が異なるため、費用やサービスの利用条件をあらかじめよく確認しておきましょう。
リサイクルショップに売却する
新しいホットカーペットであれば、リサイクルショップで売却できる可能性があります。売却できればお金が手に入るため、処分費用を節約することができます。
一方、値がつくのは年式が新しく汚れや使用感が少ないキレイな状態、かつ人気のメーカー品のものがほとんどです。公式サイトや店頭で買取対象のホットカーペットを記載しているお店もあるため、売却したいカーペットが条件に当てはまるかチェックしてみるといいでしょう。
ちなみに、カーペットで繁殖しやすいダニは、高温のなかでは生きられません。2時間ほど温めたらダニは死滅するので、売却前には掃除機をかけて死骸を吸い取っておきましょう。
フリマアプリやオークションを活用して売却する
ホットカーペットの売却にリサイクルショップを使えない場合は、フリマアプリやオークションサイトで売却を検討しても良いでしょう。フリマアプリやオークションサイトでは、状態やブランド名を問わず出品することができます。
しかし、出品できても売れる保証はないため、処分まで時間がかかる可能性があります。買い手がつかず、最終的に売れなかったということも当然あり得ます。
また、配送料や手数料を負担した結果、売れた金額よりも送料のほうが高くなることもよくあります。とくにオークションで売却する場合は、出品者と購入者のどちらが送料を負担するのか、あらかじめ決めておくと良いでしょう。
不用品回収業者に処分を依頼する
ホットカーペットの処分には、不用品回収業者の利用もおすすめです。とくに、大きなサイズのホットカーペットはそれなりに重く運び出しも手間になるため、搬出から依頼できる不用品回収は便利です。
自治体の収集を利用する場合、収集場所まで自力で運び出さなければならず、また収集日も多くの自治体で自由に希望できません。不用品回収であれば運び出しは不要、土日や祝日でも対応してもらえる上、依頼当日でも回収してもらえます。
ただし、民間のサービスということもあり、ホットカーペット単品だと自治体の収集よりも費用が高くなりがちです。他の不用品とまとめて処分するとコストパフォーマンスがよくなるため、ホットカーペットを含む不用品をいくつかまとめて処分したい場合にとくにおすすめの方法です。
ホットカーペットを処分する際のポイント
続いては、ホットカーペットを処分するときに覚えておきたいポイントを確認しておきましょう。
普通のカーペットと同じ感覚で切断しようとすると危険
「カーペット部分をカットすれば一般ごみとして捨てられるのでは?」と考える人も少なくありません。しかし、ホットカーペットは単に切断すれば解体できるというものではありません。
ホットカーペットの内部には「電熱線」と呼ばれる、熱くなる金属が使用されています。この電熱線は通常のハサミではとても切りづらく、安全を考慮すると専門器具なしでのカットはおすすめできません。
どうしてもホットカーペットを切断したいという場合は、二枚重なっているカーペットを一度剥がし、電気コードとスイッチ、そして電熱線を取り外してから、切るようにしましょう。
売却はブランド・状態はもちろん季節も大切
ホットカーペットは、基本的に寒い時期にしか使わない季節ものの暖房器具です。そのため、冬になれば需要が高まり、夏には需要が下がります。
ホットカーペットを売却するときは、需要の高まる秋の終わりから冬を狙うことで、より高い値段で売れる可能性があります。
先に解説したとおり、ホットカーペットを売る上ではキレイな状態かつ人気のブランドであることが大切ですが、季節にも配慮して売却時期を考えることで、より高額で売ることができるかもしれません。
ホットカーペットの処分方法の選び方
最後は、どのようにホットカーペットを処分するか悩んでいる人向けに、処分方法の選び方についてまとめておきます。
手間をかけてもいいなら粗大ごみや家電量販店の回収が安上がり
手間がかかっても構わないからできるだけ安く処分したい、という場合は自治体の粗大ごみ収集、または家電量販店の回収サービスの利用がおすすめです。
いずれの方法も搬出や持ち込み運搬が必要だったり、支払い手続きに多少の手間がかかるものの、かかっても数百円での費用でホットカーペットを処分できます。家電量販店は地域によって近くにない場合もありますが、自治体による収集はほとんどの地域にある公共サービスなので、誰でも手軽に利用できる方法です。
なお、まれに粗大ごみは持ち込みでしか収集を受け付けない自治体もあります。そういった場合は自身でゴミ処理施設に持ち込んで処分するか、他の処分方法を検討しましょう。
時間をかけてもいいなら売却で少しでもお金に
時間がかかっても構わないから、ホットカーペットをお金に換えたいという場合は、リサイクルショップやフリマアプリ・ネットオークションで売却しましょう。
ホットカーペットをリサイクルショップに売却する場合、季節ものかつ直接肌に触れるものということで、値段がつかなかったり売却を断られる場合もあります。とはいえお店によって買取基準や査定額は異なるため、あるお店では買い取ってもらえなかったけど別のお店ではいい値段で売れた、ということもよくあります。
また、フリマアプリやオークションサイトであれば、査定もないため状態やブランドを問わず売れる可能性が高まります。ただし、買い手がいつつくかは分からないことと、買い手とのやり取りや配送も自身で行う必要がある点には注意しましょう。
手間も時間もかけたくないなら不用品回収業者が便利
ホットカーペットをできるだけ手軽に、手間も時間もかけずに処分したいという場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。
不用品回収であれば、日時を問わず自分の都合がいいタイミングで自宅まで来てもらい、その場で引き渡すかまたは部屋から運び出してもらうだけなので、手間も時間もほとんどかけずに処分できます。
自治体の収集と異なりどんな不用品や粗大ごみもまとめて回収してくれるので、断捨離や引っ越しなど他にも不用品が出る場合にも便利な処分方法です。
ホットカーペットの処分方法まとめ
最後に、ホットカーペットの処分方法とポイントについて再度確認してみましょう。
- ホットカーペットは大きいサイズ自治体の粗大ごみ収集で処分できる
- 小さいホットカーペットは小型家電の回収サービスで処分できる
- 普通のカーペットの様に切断して処分は危険なので基本NG
- 急な処分、手間をかけたくない場合は不用品回がおすすめ
ホットカーペットは1人用の小さなものから4畳を超える大きなものまでありますが、大きなホットカーペットは粗大ごみ、小さなホットカーペットは小型家電として処分できます。
小さなカーペットであれば、自治体の小型家電回収ボックスや家電量販店の回収サービスを利用して手軽に処分できます。一方で大きなサイズのホットカーペットはそれなりの重量になるため、多少処分は面倒です。普通のカーペットと違って、簡単に切って小さくもできません。
年式が新しく、状態が良い人気メーカーのホットカーペットであれば、売却も視野に入れましょう。暖房器具が活躍する冬のシーズン前であれば、より売れやすくなります。
ホットカーペットの処分に手間も時間もかけられないという場合は、不用品回収業者の利用が便利です。どんなサイズのホットカーペットでも回収してもらえますし、自治体の収集のように収集場所まで持ち出す必要もありません。引っ越しや退去等で複数の家具家電とまとめて処分したい場合にもおすすめです。
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