スチールラックといえば、手軽かつ多様な利用方法がある、収納家具の代表格です。お部屋はもちろん、キッチンや洗面所などで活用している方も多いことでしょう。
今回は、スチールラックのオススメ処分方法をご紹介します。処分する際の注意点や、処分方法を選ぶ際のポイントも解説していますので、参考にしてください。
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スチールラックの一般的な処分方法
スチールラックの一般的な処分方法は、以下の5つです。
- 自治体の粗大ごみ収集で処分
- 解体して不燃ごみや資源ごみとして廃棄
- リサイクルショップやフリマアプリ、オークションで売却
- 家具店の引き取りサービスを利用する
- 不用品回収業者に処分を依頼
まずは、スチールラックのおすすめ処分方法5つを詳しくご紹介します。
自治体の粗大ごみ収集で処分
自治体の粗大ごみ収集はスチールラックのもっともスタンダード処分方法です。自治体によって収集ルールは異なるため、収集してもらえるか分からない場合は広報やホームページで確認したり、電話で問い合わせておきましょう。
粗大ごみ収集のメリットは、処分にかかる費用が安いところ。ただし、収集場所までの搬出は自力で行う必要がある点と、多くの自治体では回収日時を指定できず、1週間〜1か月程度かかってしまう点に注意しましょう。
解体して不燃ごみや資源ごみとして廃棄
スチールラックの多くは組み立て式なので、解体することも可能です。解体してごみ袋に入るなら不燃ごみや資源ごみとして排出できる場合があります。
注意点として、不燃ごみや資源ごみとして排出できるかは自治体によって異なります。自治体によっては状態問わずスチールラックを粗大ごみとして扱う場合もあるため、やはり事前に広報やホームページでチェックしておきましょう。
リサイクルショップやフリマアプリ、オークションで売却
スチールラックはリサイクルショップに売却できます。また、フリマアプリやオークションを使って売却することも可能です。
スチールラックは収納家具として需要が高いため、とくに人気メーカーの品や状態がいいものであれば高価買取も期待できます。
ただし、状態が悪いものは値段がつかなかったり、買い手がすぐに見つからない可能性もあります。個人間取引の場合、梱包や配送にコストがかかる点にも注意が必要です。
家具店の引き取りサービスを利用する
一部の家具店に限られますが、スチールラックの引き取りサービスを行なっている場合があります。
近くでスチールラックを引き取ってくれるお店がある場合には、利用を検討してみるといいでしょう。
大抵の場合、引き取りに一定の条件があるため、事前に問い合わせをして条件を確認しておくことをオススメします。
不用品回収業者に処分を依頼
スチールラックの処分を不用品回収業者に依頼することも可能です。不用品回収であれば、どんな状態のスチールラックでも解体から搬出まですべて代行してくれます。
また、スチールラックの中身も不要な場合には、中身ごと回収してもらえます。スチールラック以外にも処分したい不用品がある、解体や運び出しが困難、急ぎで処分したい場合などには、不用品回収の利用がオススメです。
ただし、処分費の他に出張費や運搬費のかかる場合があるため、他の処分方法と比較して費用は若干高くなりがちです。サービス内容とかかるコストとを比較して、利用するかどうかを検討しましょう。
スチールラックを処分する際の注意点
スチールラックを処分する際には、注意しておきたいポイントがいくつかあります。
いざ処分の際に慌てることのないよう、注意点をよく理解しておきましょう。
家庭用のラックは「メタルラック」との明確な違いはない
スチールラックは「メタルラック」と呼ばれる場合もあります。「メタルラック」は、実はアイリスオーヤマが商標登録をしている商品名です。
とはいえ、家庭用の製品そのものには大きな違いはなく、明確な基準もありません。
名称こそ異なりますが、スチールラックとメタルラックは基本的には同じものであり、処分方法も同じと考えておけば大丈夫です。
業務用スチールラックは使い方に応じて処分を検討
業務用のスチールラックについてはL字アングル・コの字型をしているタイプが主流となりますので見た目で比較したい場合は支柱の形を比較するとよいでしょう。
法人・業務・サーバー設置などで扱っているスチールラックは地震・店頭対策で地面や壁に直接ネジなどで接着している場合があります。そのような場合は設置を行った担当者などへ、取り外しに問題は無いかなどを必ず事前に確認行っておきましょう。
また、サーバーなどで大量のスチールラックを設置していた場合、ラック同士を連結する専用の金具などを用いている場合があります。取り外しの際には荷重がかかってラック毎の転倒を招かないよう、複数人での解体を行うよう注意しましょう。
長年使って歪んだり錆びたスチールラックの解体は危険
スチールラックはさまざまな用途で活用されており、重たい家電などの収納に利用している方も多いことでしょう。また、キッチンや洗面台等の水回りに設置している方も少なくありません。
スチールラックを処分する際には大抵解体が必要ですが、長年の利用で歪んだり錆びてしまったスチールラックの解体は、思った以上に困難かつ危険です。思うように解体が出来なかったり、解体中に突然崩れてしまう恐れもあります。
抜けないからと力を入れすぎて、身体を痛めてしまう恐れも。解体が難しいと思ったら無理に解体せず、そのまま処分できる方法を検討しましょう。
大型のスチールラックはパイプやシェルフの切断も必要
スチールラックを不燃ごみや資源ごみとして処分したい場合には、ごみ袋に入るサイズまで解体して小さくする必要があります。しかし、大型のスチールラックの場合、単に解体しただけではそこまで小さくできません。
ごみ袋に入るサイズまで小さくするには、パイプやシェルフを切断しないといけない場合があります。スチールラックは基本的に鉄やアルミニウム、ステンレスといった金属でできており、切断には専用の工具が必要です。
また、大型のスチールラック・業務用のラックはそれだけパーツ数も多く、切断には多くの手間がかかり、怪我のリスクもつきまといます。普段からDIYに慣れ親しんでおり自力で切断までしたいという人でもない限り、スチールラックの切断はオススメできません。
スチールラックの処分方法を検討する際のポイント
スチールラックの処分方法は、以下のポイントから検討することがオススメです。
ご自身に合った方法を選べるよう、ぜひ参考にしてください。
解体できるなら一般ごみや粗大ごみで処分が安上がり
スチールラックを解体できるのであれば、粗大ごみまたは不燃ごみや資源ごみとして処分するのが安上がりです。
不燃ごみや資源ごみとして排出できれば処分料はかからず、粗大ごみの場合でも自治体によりますが数百〜1,000円程度で処分が可能。一方で解体に手間がかかったり、回収日時を自由に指定できないというデメリットもあります。
時間がかかってもいいので安く処分したいという場合には、自治体のルールを確認した上で、粗大ごみや一般ごみでの処分を検討してみましょう。
他の家具と買い替えるなら引き取りサービスも選択肢
スチールラックを買い替える場合や近しいサイズの家具を購入する場合には、引き取りサービスを利用できる場合があります。
購入するお店によって条件は異なりますが、購入する家具と同じ数量、同じ容量といった条件が一般的です。引き取りサービスを利用したい場合は、必ず事前に条件を確認しておきましょう。
基本的に買い替えが前提のため、誰でも利用できるわけではありませんが、買い替えの一環でスチールラックの処分を考えているのであれば、有力な選択肢です。
解体できない、他にも処分したいものがあるなら不用品回収が便利
長く使い込んで歪んだり錆びてしまい解体や運び出しが困難だったり、他にも処分したい不用品があるという場合には、不用品回収業者の利用が便利です。
不用品回収業者であれば、どんな状態のスチールラックでも回収してくれます。解体も搬出も代行してもらえますから、部屋から運び出せないスチールラックや団地やマンションの上階からの運び出しも依頼できます。
また、スチールラックだけでなく他の家具家電や不用品もまとめて処分でき、回収日時も都合の良い日を選択できます。引越し等の事情で早急にスチールラックやその他不用品を処分したい場合にも、便利な処分方法です。
スチールラックの処分よくある質問と回答
スチールラックは何ごみ?
スチールラックはほとんどの自治体で「粗大ごみ」に該当します。
自治体によっては、解体してごみ袋に入るサイズであれば、不燃ごみや資源ごみに出せる場合もあります。
スチールラックの素材や分類は?
スチールラックの素材は、その名の通り鉄(スチール)です。
自治体によって不燃ごみや複雑ごみ、資源ごみ等に分類されます。また業務用スチールラックの場合、産業廃棄物の「鉄くず」に分類されます。
スチールラックとメタルラックの違いは?他に別名は?
スチールラックとメタルラックは呼び方が異なるだけで、基本的に家庭用はほぼ同一のものです。
他にもスチール棚、スチールシェルフ、メタルシェルフ等と呼ばれることがありますが、基本的にどれも同じものと考えて良いでしょう。
業務用メタルラックについてはL字アングル。コの字型の支柱をしているのが特徴です。
スチールラックの重さは?
スチールラックの重さは棚板の作りや数・幅等によって、10kg〜25kg程度と大きく異なります。
背面にも板がある業務用のスチールラックでは、50kgに迫るものも珍しくありません。
スチールラックの処分方法まとめ
スチールラックの処分は、粗大ごみとしての排出が安上がりです。また、自治体によっては解体することで不燃ごみや資源ごみとして排出も可能です。
ただし、スチールラックの解体や切断分解は、サイズによっては大変危険です。切断には工具も必要となるため、誰にでもオススメはできません。
業務用のスチールラックの場合、更に重量があったり連結の取り外しなど、家庭用以上の工程を挟むためより多くの時間がかかってしまいます。
買い替えが前提であれば、家具店の引き取りサービスも利用可能です。サービスの利用には条件があり、なんでも引き取ってもらえるわけでない点に注意しましょう。
解体や搬出が困難だったり、他にも処分したい不用品がある場合には、不用品回収業者の利用を検討しましょう。引越し等の事情で急ぎ処分したい場合にも、不用品回収は便利です。
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