自宅やオフィスなど、身近な照明器具の1つであるシーリングライト。壊れたり不要になったりして処分する必要が出た場合、どのような方法で処分すべきか迷うこともありますよね。
また「処分したいけど分別はどうすれば良いのか」「取り外し作業を自力で行うにはどうすれば良いのか」など、疑問点もあるでしょう。
この記事では、シーリングライトの処分方法を選択する基準や、分別の必要性、注意点を紹介します。シーリングライトの捨て方で悩んだ際、ぜひ参考にしてください。
シーリングライトの7つの処分方法
まずは、シーリングライトの処分方法を7つご紹介します。
処分時の状況や大きさ、個数などに合わせて、どのような方法で処分するか検討すると良いでしょう。
粗大ごみに出す
シーリングライトは、ほとんどの自治体で粗大ごみに出して処分することができます。
家庭用シーリングライトは、6畳用でも幅45cm前後あることが一般的です。多くの自治体では、1辺が30cmを超えるものを処分する場合、粗大ごみ扱いになります。
そのため、シーリングライトをそのまま処分したい場合は、粗大ごみに出すと良いでしょう。
分別して一般ごみに出す
シーリングライトは分解・分別すれば、一般ごみに出して処分することも可能です。
また、玄関やトイレなどの省スペース向けに販売されているシーリングライトは、一般ごみの規格に収まる30cm未満のものが多く、自治体によってはそのままごみに出せます。
本体とカバー、電球それぞれに分別する必要はあるものの、一般ごみであればお金をかけずに処分することができます。
小型家電回収ボックスを利用する
シーリングライトは小型家電に該当するため、小型家電回収ボックスを利用して処分することができます。
回収ボックスは、地域の家電量販店や役所、スーパーなどに設置されています。投入口に入るサイズであれば、無料で処分できます。
ただし、シーリングライトの大きさによっては投入口に入らないことがあるので、事前に自治体のホームページなどで確認しておきましょう。
家電量販店の回収サービスを利用する
家電量販店の回収サービスを利用して、シーリングライトを処分する方法もあります。基本的には有料ですが、買い替えであれば割引や無料でサービスを受けられることも。
家電量販店によって回収サービスの適用条件や利用料金は異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
ただし、自力で店舗まで持ち込む必要があることと、買い替えの場合は基本的に購入する個数と同数のみの引き取りになる点に注意が必要です。
リサイクルショップに売却する
シーリングライトはリサイクルショップに売却することができます。
比較的新しいものや状態のいいもの、人気メーカーの製品であれば、高値で売れる可能性も十分にあります。
ただし、汚れが酷いものや破損しているシーリングライトは、値がつかない可能性もあります。買取を断られてしまった場合は、他の処分方法を検討するしかありません。
フリマアプリやネットオークションで売却する
シーリングライトを売却処分したい場合、フリマアプリやネットオークションを活用する方法もあります。
リサイクルショップで買取を断られたシーリングライトでも、フリマアプリやオークションなら買い手が見つかる可能性があります。過去に出品された同様の商品を探して、価格を参考にすると良いでしょう。
ただし、汚れや破損など使用時に支障が出るシーリングライトの売却が難しいことには変わりません。また、販売手数料などの負担があること、配送等の手間がかかることにも注意が必要です。
不用品回収業者に回収してもらう
シーリングライトを処分したいときは、不用品回収業者に回収してもらう方法もおすすめです。
不用品回収であれば、分別や蛍光灯、電球を取り外す手間がかかりません。また、シーリングライト以外の不用品もまとめて、処分してもらえるメリットがあります。
ただし、他の処分方法と比べると料金がかかります。シーリングライトを複数個処分したい場合や、他の家具家電とまとめて処分したい場合に利用すると、コストパフォーマンスも良くなりおすすめです。
シーリングライトを処分する際に分別は必要?
ここからは、シーリングライトを自力で処分する際に、分別の必要性を判断する基準や分別作業の注意点を紹介します。
ごみに出す場合は分別が必要
シーリングライトをごみに出して処分する場合は、分別が必要になります。粗大ごみに出すときも、電球や蛍光灯は外さなければなりません。
また、一般ごみに出す場合は、本体もパーツごとに可燃・不燃・資源ごみに分別して処分しましょう。
自治体によって分別ルールは大きく異なるため、自治体のルールをしっかり確認して分別することが大切です。
小型家電回収の場合も分別が必要
小型家電回収ボックスを利用して処分する場合も、分別が必要です。電球や蛍光灯を取り外してから、ボックスに投入しましょう。
また、家電量販店の回収サービスを利用する場合も、基本的に電球や蛍光灯は対象外となるため、電球や蛍光灯は取り外しておかなければいけません。
ただし、店によっては電球や蛍光灯を別途回収している場合もあるので、まとめて処分したいのであれば相談してみると良いでしょう。
不用品回収なら分別は不要
不用品回収業者にシーリングライトを回収してもらう場合は、分別する必要はありません。素材や大きさを問わず、そのまま回収してもらえます。
電球や蛍光灯の取り外しも不要です。また、天井からの取り外しが難しい場合でも、事前に相談すれば取り外しから依頼できます。
処分したい不用品が多く分別作業が負担になるときや、引っ越しなどで少しでも早く処分したい場合は、不用品回収の利用がとくにおすすめです。
電球を取り外す際は割れないように注意が必要
分別作業を行う時は、電球や蛍光灯が割れないように注意しましょう。
一部の電球や蛍光灯には水銀が使用されているものがあり、割れてしまうと水銀が飛び散る恐れがあります。また、割れた破片で怪我をする恐れもあるので、割れないように慎重に作業することが大切です。
分別した電球や蛍光灯をごみに出すときは、新聞紙などで覆って出せば、回収作業員の怪我防止につながります。購入時の箱を利用するのもおすすめです。
シーリングライトを取り外す際の注意点
ここからは、シーリングライトを取り外す手順や注意点を紹介します。
思わぬ事故を引き起こさないように、十分注意しましょう。
必ず電源を落としてしばらく時間を置いてから取り外す
シーリングライトを取り外す際には、必ず電源を落としてしばらく時間を置いてから作業を行いましょう。
熱を冷ましてから取り外し作業を行わないと、火傷する恐れがあるためです。
電源を落としてから1時間ほど置けば、シーリングライトが冷めて作業が行いやすくなります。
取り外す際は安定した足場で作業すること
シーリングライトは天井に取り付けてあるため、取り外し作業のときは足場の安全を確保することが大切です。
作業する際には、脚立や踏み台を設置した際にがたつきがないか確認しましょう。また、脚立や踏み台を押さえてもらえば、より安全に作業できます。
また、取り外したシーリングライトを高所から床に落としてしまわないようにも、注意が必要です。
高所で手が届かない場合は業者に依頼した方が安全
処分したいシーリングライトが高所にあり手が届かないときや、取り外し方がわからない場合は、業者に依頼する方が安全です。不用品回収業者に回収を依頼すれば、取り外し作業から任せられます。
とくに長年使っていたシーリングライトの場合、金属部分が錆びるなどして取り外しが困難なケースも少なくありません。無理に取り外そうとすると、怪我のリスクもあります。
シーリングライトに限らず、高所に設置しているものを処分したい場合は、安全のためにも業者の利用を検討しましょう。
シーリングライトの処分でよくある質問と回答
シーリングライトの寿命はどれくらい?
一般的に、照明器具は10年程度が適正交換時期とされています。近年主流となっている、LEDシーリングライトの寿命は約4万時間です。
LEDシーリングライトは、ランプと本体が一体になっているものが多いため、ライトの寿命が切れた際に本体ごと交換する必要があります。
普段より暗く感じたり、ライトのちらつきが気になったりしたときは、適正交換時期より前でも取り換えるといいでしょう。
シーリングライトのカバーは何ごみ?
シーリングライトのカバーは、多くの場合プラスチック製です。
プラスチックの分別方法は自治体によって異なりますが、可燃ごみもしくは資源ごみ扱いになることが一般的です。
電球や蛍光灯が取り外せる製品であれば、多くの自治体ではカバーと本体をまとめて粗大ごみに出すこともできます。
LED電球や蛍光灯はどうやって捨てればいい?
LED電球や蛍光灯も、自治体によって処分方法が異なります。基本的には不燃ごみ(燃えないごみ)扱いになりますが、自治体によっては収集していない場合もあるため、ホームページなどで確認しておくと良いでしょう。
処分時には、前述のように新聞紙などでくるんだり購入時の箱を利用したりして、割れ防止を施してから処分しましょう。
また、くるんで処分するときは「蛍光灯」「キケン」「割れ物注意」などと書いておくと、回収作業員に中身が伝わりやすくなります。
シーリングライトの処分方法まとめ
シーリングライトは、粗大ごみや小型家電回収ボックス、家電量販店の回収サービス、不用品回収などで処分できます。
一般ごみでも処分できますが、電球や蛍光灯、カバーなどを分別する必要があるので自治体の分別基準を確認しておきましょう。
また、電球や蛍光灯は取り外す際に割らないよう注意が必要です。シーリングライトの取り外しを自力で行うことが難しい場合は、怪我や事故を防ぐためにも無理をせず、業者に依頼しましょう。
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