粗大ごみっていつどうやって回収してくれるの?粗大ごみを出すのに申し込みや料金はいるの?
粗大ごみの処分方法って、意外とわからないもの。
自治体によっても、手続き方法や受け付けてくれる粗大ごみの種類は異なります。
今回は、大阪府豊能町の粗大ごみの出し方を詳しくご紹介します。
申し込み方法から処分の方法、回収にかかる料金、豊能町に申し込んだ場合のメリットとデメリットまで、徹底解説いたします。
豊能町で粗大ごみや不用品の処分を検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
大阪府豊能町の粗大ごみ回収
はじめに、豊能町のごみ分別方法と、粗大ごみの処分ルールをチェックしましょう。
どんなものを粗大ごみとして処分してもらえるのか、事前に確認しておくことが大事です。
豊能町のごみ分別方法
豊能町では、ごみを9種類に分けています。
可燃ごみ
生ごみや竹串・保冷剤・使い捨てカイロなど、ポリタンク(20リットル以下)食用以外の油、プラスチック製品(容器包装以外)、革製品、ゴム製品、紙おむつ、ビデオ・カセットテープ、落ち葉(庭などの掃きごみを含む)・草・花類などが可燃ごみに該当します。
不燃ごみ
金属類・金属の付いているもの、小型電気製品、ガラス製品・電球、陶磁器類が不燃ごみに当たります。
空きカン
飲料カンや食用品のカン、スプレーカン、カセットコンロのガスボンベなどが回収対象です。
※空きカンは穴を開ける必要はありませんが、処分の前に中身を必ず使い切ってください。
空きビン
飲料ビンや食品・調味料・食用油のビン、化粧品のビン・薬ビンが回収対象です。
ペットボトル
飲料やしょうゆ・酒類、食酢・調味酢、調味料のペットボトルが該当します。
ペットボトルマークを目印にすると分別がやりやすくなります。
容器包装プラスチック類
トレイ類、パック類、袋類、ボトル類、カップ麺、ラップ類、ふた・キャップ類、発泡スチロールが回収対象です。
植木剪定くず
植木等を剪定した枝や葉では直径5センチ未満、長さ80センチ未満の大きさのものを植木剪定くずとして処分してください。
紙類等
新聞、雑誌類、ダンボール、紙パック、その他紙類他にも着古した洋服やタオルなどの古布なども紙類として処分してください。
粗大ごみ
机やソファー、タンスなどの家具類が該当します。
布団、扇風機自転車なども粗大ごみとして処分を行います。
豊能町の粗大ごみの定義
豊能町では、粗大ごみを
「家具や電化製品など、最大辺の長さが40cm以上の大きさのごみ」と定義づけています。
ただし分解、折りたたみなどで45リットル以下のごみ袋に入るものは「可燃ごみ」や「不燃ごみ」に該当しますのでご注意ください。
豊能町では回収してもらえないもの
リサイクル家電(エアコン・テレビ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機・パソコン)や事業活動に伴って生じた粗大ごみは豊能町では回収ができません。
他にも、以下のものは収集してもらえません。
- 長さが3mを超えるもの
- 電池:ボタン型電池、ニカド電池、ニッケル電池、充電式電池、リチウムイオン電池
- バイク・オートバイ、その部品
- 自動車及び自動車部品(ドア、ハンドル、シート、マフラー、サスペンション、タイヤ、ホイール、エアロパーツ、バッテリーなど)
- 建築廃材(鉄筋、金属くず、プラスチックくず、がれき、れんが、瓦、コンクリートブロック、スレート、セメント、石膏ボード、タイルなど)
- 農機具類(コンバイン、田植え機等)
- 医療系廃棄物(チューブ類、注射器、針、点滴パックなど)
- 住宅資材類(アルミサッシ、障子、ドア、温水器、流し台、ガス台、ソーラー、畳、建具、レンジフードなど)
- 農薬・劇薬、毒物類等薬品
- ガソリン
- 金庫、車いす(電動式)、ドラム缶、ピアノ、ふすま、風呂釜、ボイラー、ボウリングの球、物干し台
- 消化器
家電リサイクル品・事業系一般廃棄物・産業廃棄物などの処分については、不用品回収業者へ依頼・相談するとよいでしょう。
直接持ち込みたい場合の方法
自分でごみを持ち込む場合、ごみの種類によって持ち込む施設が異なります。
粗大ごみの場合、豊能町では「国崎クリーンセンター」に持ち込む必要があります。
ただし、処理手数料が10kgにつき80円必要になる他、収集できる品目であっても持ち込みを断られる場合があります。
大阪府豊能町の粗大ごみ回収申し込み
豊能町の粗大ごみ回収の概要がわかったところで、次は具体的な申し込み方法について見ていきましょう。
申し込み方法
他の自治体同様、豊能町においても粗大ごみの回収には事前申し込みが必要です。
申し込みは豊能町役場 環境課に申し込みの電話をします。
受付時間は月~金、午前9時~午後5時までで、土日、祝日、年末年始は受付をおこなっておりませんのでご注意ください。
申し込み前に確認しておきたいこと
申し込み時に、電話番号・住所・お名前・ごみの種類・個数を尋ねられます。
聞かれたときにすぐ応えられるよう、あらかじめメモを取っておくとよいでしょう。
また、大きさによって粗大ごみの処理手数料が変わりますので、ものの形状や最大辺の長さも説明できるようにしておくとよいでしょう。
収集日の目安を事前に確認するには?
豊能町で粗大ごみの収集日の目安を事前に確認することはできません。
ただし申し込みの際に、回収可能な日程の案内がありますので聞き逃しの無いように注意しましょう。
申し込みの手順
- ①豊能町役場 環境課に申し込みの電話をします。
- ②ごみの種類や個数、大きさの他電話番号や住所、お名前などを聞かれるので電話口で必要事項を伝えます。
- ③収集日や受付番号、処理手数料などの案内があります。
申し込み後に変更または取り消したいときは?
申し込み完了後に申し込み内容を変更したい場合は、収集予定日までに豊能町役場 環境課に連絡する必要があります。
また、もし予約を取り消す場合も、収集予定日までに環境課へなるべく早く連絡する必要があります。
大阪府豊能町の粗大ごみ処理手数料
豊能町の粗大ごみ処理には、所定の手数料がかかります。
豊能町の場合は、事前に「豊能町粗大ごみ処理券」を事前に購入しておく必要があります。
粗大ごみ処理手数料の価格と支払い方法
豊能町の粗大ごみ処理手数料は、300~900円です。
支払い方法は、豊能町粗大ごみ処理券を処分予定の粗大ごみに貼り付ける形で行います。
粗大ごみ処理手数料の支払いができるところ
豊能町の粗大ごみ処理券は、豊能町役場 環境課か指定のコンビニエンスストアで購入が可能です。
レジや窓口で「粗大ごみ処理券ください。」と伝えれば購入が可能です。
豊能町粗大ごみ処理券を購入したらどうすればいい?
豊能町粗大ごみ処理券の購入が済んだら、粗大ごみに指定の枚数だけ粗大ごみ処理券を貼り付けます。
- 粗大ごみ処理券に「収集日」と「受付番号」の記入欄がありますので、必ず記入します。
- 回収時に粗大ごみ処理券が見えるように貼り付け場所に注意しましょう。
- 布団、カーペットなど布製のものは粗大ごみ処理券を貼ってさらにひもなどでしっかりとくくります。
- 一度貼ると貼り直しができませんので、注意が必要です。
- 粗大ごみ処理券の領収書は、収集が終わるまで必ず保管しておきましょう。
大阪府豊能町に粗大ごみ収集を依頼するメリット・デメリット
豊能町に粗大ごみの処分を申し込む場合の、メリットとデメリットをまとめました。
メリット
最大のメリットは、その料金の安さです。
いわば行政サービスの一つですから、かかる費用も民間のサービスを利用する場合と比べると格安。
戸別収集であれば300円から、持ち込みなら手間はかかりますが80円と破格の料金です。
もう一つのメリットは、行政サービスであるところから来る安心感。
民間業者に依頼して、もしそれが悪質な業者だった場合、法外な料金を請求されたり、回収品が不法投棄されていたりといったトラブルに巻き込まれる恐れがあります。
豊能町に回収を依頼すれば、そんな心配はまずありません。
デメリット
豊能町に粗大ごみの処理を依頼する場合、いくつかのデメリットがある点には注意が必要です。
まず、電話による事前の予約が必要という点。
事情でなるべく早く処分したいと思っても、即日回収はまず不可能です。時期によっては回収が数日から数週間程度先になることもあります。また、電話の受付日時も限られている為、対応時間内に電話をかけられない場合も。
次に、一度に収集してもらえる数に制限がある点。
豊能町では一度に処分できるのは5点までとなっており、大量処分には不向きです。
もう一つ、指定された場所まで粗大ごみを自身で運び出す必要がある点も大きなデメリットです。
大きな家具や家電を自力で運び出せない人には、残念ながら不親切なサービスと言わざるを得ません。
不用品回収業者に依頼するメリット・デメリット
次に、豊能町ではなく、民間の不用品回収業者に粗大ごみの回収を依頼する場合の、メリットとデメリットをまとめました。
メリット
不用品回収業者に依頼する最大のメリットは、回収日時の要望がしやすいこと。
行政と違い土日祝日でも回収してくれるだけでなく、24時間365日依頼を受け付けてくれるところも。
業者によっては依頼した当日、数十分のうちに回収に来てくれる場合もあります。
このスピード感は行政では太刀打ちできません。
次に、大量の不用品をまとめて回収してくれる点。
豊能町の粗大ごみ回収は一度に5点までの制限がありますが、不用品回収業者なら点数の制限はまずありません。
どれだけ大量の不用品・粗大ごみであってもまとめて回収してくれますし、当日急に処分したい不用品が増えてもほとんどの場合対応してもらえます。
さらに、不用品回収業者の場合、運び出しまで代行してくれることが多いのも大きなメリットです。
とても自力では運び出せないような大型の家具や家電でも、多くの業者は運び出しから積み込みまで全て代行してくれます。
デメリット
不用品回収業者に依頼する場合のデメリットは、豊能町の粗大ごみ回収と比較して、どうしても費用が割高になる点。
ただし、対応のスピード感や、大量の不用品や大きな家具・家電などの粗大ごみを運び出す労力を加味すると、必ずしも割高とは言い切れません。
もう一つ、民間の不用品回収業者は無数にある為、慎重に依頼する業者を検討しないと、悪質な業者に引っかかってしまうこともあります。
「無料回収」を謳ってトラックで直接回収に回っている業者や、「不用品はないか」と電話をかけてきて回収に来ようとする業者には気をつけましょう。
信頼のできそうな不用品回収業者を選ぶことが肝心です。
まとめ
大阪府豊能町で粗大ごみを処分する方法やその手順、そしてメリットとデメリットについて、ご紹介してきました。
豊能町の粗大ごみ回収は料金が安いという大きなメリットがあるものの、事前予約制で回収までに時間がかかることや、一度の収集で5点までという制限が大きなデメリットになります。
粗大ごみを指定された場所まで自身で運び出す必要がある点も、大きな不用品・粗大ごみを処分したい方にとってはデメリットですね。
自治体の粗大ゴミ回収と民間サービスの不用品回収、どちらもメリットとデメリットが存在します。粗大ゴミを処分する際は、状況に合わせて上手に使い分けることをおすすめします。
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