書類や本を整理する際に重宝する家具の代表例といえば、本棚。一般家庭はもちろん、オフィスや店舗にもよく設置されています。
紙の電子化が進んだ昨今でも、まだまだ需要の高い家具ですが、適切な処分方法はご存知ですか?
この記事では本棚の処分方法や素材別の処分時のポイント、注意点を詳しく解説します。
本棚の一般的な処分方法
本棚の一般的な処分方法には、以下の5つがあります。
- 粗大ごみとして自治体の収集で処分
- 解体して一般ごみとして捨てる
- リサイクルショップやフリマアプリを活用して売却
- マッチングサービスを活用して譲渡
- 不用品回収業者に処分を依頼
本棚の素材やサイズによっても向き不向きがあります、1つずつ詳しく見ていきましょう。
粗大ごみとして自治体の収集で処分
本棚は基本的に粗大ごみとして処分できます。粗大ごみの排出ルールは自治体によって大きく異なるため、事前に広報やホームページで確認しておくのがオススメです。
粗大ごみとして本棚を捨てる場合、多くの自治体は本棚は数百円〜1,000円程度の手数料で処分が可能です。自治体によっては無料で収集してもらえる場合もあります。
実際に処分する際には事前に申請を行うことや、粗大ごみ手数料券の購入が必要な場合もあります。
処理費用が安い反面、運び出しを自分でしなければいけなかったり、回収日時を自由に選べないというデメリットもある点には注意ください。
参考:大阪市 粗大ごみの申込み方法
https://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/page/0000369355.html
解体して一般ごみとして捨てる
素材にもよりますが、解体可能な本棚であれば解体して燃えるごみや燃えないごみで処分が可能です。
自治体によってルールは異なりますが、自治体指定のごみ袋に入れば、一般ごみとして処理できる場合がほとんどです。
注意点として、組み立て式の小さい本棚なら比較的容易に解体が可能ですが、作りのしっかりした大型の本棚は、解体が困難です。無理に解体しようとすると、怪我をしたり壁や床を傷つけてしまうリスクもあります。
また、自治体によっては解体しても粗大ごみ扱いという場合もあります。骨折り損のくたびれもうけとならないよう、やはり事前に収集ルールをしっかりと確認しておくことをオススメします。
リサイクルショップやフリマアプリを活用して売却
本棚は家具の中でも比較的中古需要が高く、リサイクルショップやフリマアプリで売却することができます。
売却をするときのポイントは、状態と使用年数。具体的には、汚れがなかったり、使用年数が短いと、高値で売買されやすい傾向があります。
また、人気ブランド品やアンティーク家具であれば、多少の汚れや使用感があっても高値がつきやすい点も特徴です。
注意点として、査定や成約後の配送のために運搬や梱包といった作業が発生します。とくにリサイクルショップの場合、基本は持ち込みになるため、運搬手段がないと利用が難しいことに留意しておきましょう。
マッチングサービスを活用して譲渡
売買の手間が面倒な場合は、マッチングサービスを利用して本棚を譲渡する手もあります。「ジモティー」といったサービスを利用することで、気軽に譲渡先を募ることができます。
譲渡の場合は、売却と違って状態が悪くても引き取り手の見つかる可能性があります。無償で譲渡する代わりに、引き取りに来てもらうといった条件交渉も容易です。
注意点としては、個人間でのやり取りとなるため、条件面をしっかりと固めておかないと、後々トラブルに繋がる恐れがあります。
また、必ずしも希望者が見つかるとは限らないため、引っ越しの日程が迫っている等急ぎで処分したい場合には、不向きな処分方法でもあります。
不用品回収業者に処分を依頼
本棚の処分は不用品回収業者に依頼することも可能です。不用品回収であれば、特別な手続きもなく、依頼するだけで搬出から処分まですべて行ってくれます。
不用品回収の大きなメリットは、搬出等の手間がかからないことと、回収日時の融通がきくこと。本棚が大きくて搬出や解体が困難な場合や、とにかく急ぎで処分したい場合でも、不用品回収なら対応してもらえます。
注意点として、不用品回収は民間のサービスであるため、本棚1つだけの場合自治体の収集より料金は多少高くなりがちです。費用がどれくらいかかるか不安な場合は、事前に見積もりを取ることをオススメします。
【素材別】本棚の処分を考える際のポイント
続いては、処分を考えるときのポイントを本棚の素材別に紹介します。
木製の本棚は重量があり解体も高難易度で危険
大きな木製の本棚はかなりの重量があり、素人が簡単には解体できません。また、電動工具の扱いに慣れていないと、作業が進まないばかりか怪我をするリスクがあります。
外で作業をする場合でも、木くずが風で飛び散り、目に入ったり近隣の迷惑になったりすることも考えられるため要注意です。
プラスチック製本棚は小型のものが多く手軽に処分できる
プラスチック製の本棚は小型で軽いものが多く、ごみに出して手軽に処分できます。運び出しに苦労することもないでしょう。
解体することもできますが、プラスチックの破片は怪我をしやすいため、解体時はもちろん後片付けの際にも注意が必要です。
メタルラック型は解体が比較的容易で売却もしやすい
メタルラック型の本棚は組み立て式のため、大きなサイズでも解体が容易です。大型サイズのものでも、長いパイプを小さくカットすれば、一般ごみで出せるでしょう。
また、メタルラック型の本棚は中古市場でも一定の人気があるため、状態さえ良ければフリマアプリ等でもすぐ買い手が見つかる可能性があります。
小さく解体する際はパイプカッター、またはディスクグラインダーと呼ばれる電動工具が必要です。ただし、パイプカッターはパイプの周りをクルクル回転させる必要があるため、本棚によっては使えない可能性もあります。
本棚を処分する際の注意点
本棚は家具の中では比較的大きく重いものが多いため、処分に際しても注意点がいくつかあります。
ここでは、本棚を処分する際の注意点を3つご紹介します。
自力で運び出す場合は搬出経路に注意を
多くの本棚は大きくまた重いため、搬出が大変。とくに団地等集合住宅やオフィスからの搬出は慎重に行う必要があります。
搬出経路を確認する際は、以下の点をチェックしておくと安心です。
- 扉がある場合は、本棚が通るか確認をする
- 扉は事前に開けておく
- 通路に障害物がないかを確認する
- 狭い道がある場合、本棚が通るか確認をする
経路を確認する際には、本棚のサイズも測っておくとより確実。搬出経路の確認が甘いと、扉や壁に傷をつけたり通路を塞いでしまいトラブルになるリスクもあるため、注意しましょう。
大きな本棚の解体は複数人で行いたい
大きな本棚は、人間の身長をゆうに超えるものも珍しくありません。そのような大型の本棚の解体は、必ず複数人で行いましょう。
無理に一人で解体しようとすると、大怪我のリスクがあります。周囲の家具や機器を傷つけてしまう恐れもあり、とくにオフィスの場合は慎重に作業を行わなければいけません。
どうしても人手を確保できない場合は、不用品回収等業者の力を借りましょう。事前に本棚の大きさや数を伝えておけば、それに合わせた人員を用意してもらえます。
オフィスや事務所で使用した本棚は粗大ごみで処分できない
一般家庭の本棚は一般ごみや粗大ごみとして処分できる一方、オフィスや事務所で使用した本棚は「産業廃棄物」扱いとなり、自治体の収集は利用できません。
事業にて使用した本棚は、産業廃棄物の処理が可能な業者に処分を依頼する必要があります。間違っても粗大ごみとして排出しようとしないよう、注意しましょう。
なお、本棚を含むオフィス等で使用した家具は不用品回収業者に処分を依頼することも可能です。その場合も、業者が産業廃棄物処理の許可を所持しているかどうか、必ず事前に確認しておきましょう。
本棚の処分方法を検討する際のポイント
ここまでご紹介してきた通り、本棚には複数の処分方法と、処分時の注意点があります。そのため、どの処分方法を選べばいいのか…、と判断に困るところがあるかもしれません。
そこで最後に、本棚の処分方法を検討する際のポイントをご紹介します。
大型の本棚は運ぶのに必要な人数と部屋から出せるかを要確認
大型の本棚を自力で運び出す場合は、十分な人手を集めなければなりません。
また、部屋の大きさやドアの場所によっては、そのまま運び出せないこともあります。
その場合、運び出す前に、部屋から出せる大きさまで簡単に解体する必要があります。
売却するなら保証書や棚板等の付属品も揃えておく
本棚の売却を考える場合は、保証書や棚板などの付属品も用意しておきましょう。
とくに民芸品や一流メーカーのものであれば、製品の製造元・品質を保証する書類があるほうが、高値が付きやすくなります。
棚板の取り外しができるものであれば、棚を支えるための棚ダボも欠けがないように揃えておきます。
木製本棚の解体に必要な道具・工具
木製の本棚の解体は難易度が高いものですが、自力で解体したいという場合は下記のような道具・工具を用意しましょう。
- ビニールシート
- 古い毛布やシーツ
- ノミ
- ハンマー
- のこぎり
- 丸のこ
- ジグソー
- 保護ゴーグル
- 軍手
本棚の処分方法まとめ
本棚の処分方法と注意点をまとめると、以下の通りです。
- 本棚は基本的に粗大ごみで処分可能、ただしオフィスや事務所で使用したものはNG
- 分解すれば燃えるごみや燃えないごみで廃棄できる自治体もあり
- 中古需要があるためリサイクルショップやフリマアプリ等で売却も可能
- 解体や搬出が困難だったり急ぎで処分したいなら不用品回収の活用がオススメ
手間をかけてでもコストを抑えて処分したいなら、自治体の収集を利用するか売却や譲渡がオススメ。
一方、解体や搬出が困難だったり、数が多く処分の人手が足りなかったり、時間の猶予がなく急ぎで処分したい場合には、不用品回収業者の利用が便利です。
本棚の処分は、サイズや作りによっては思った以上に大掛かりな作業となります。しっかりと事前に準備と確認をした上で、ご自身に合った処分方法を検討することをオススメします。
- 大きな本棚は運び出しに危険が伴うことと、オフィスで使用した本棚は事業系ごみ扱いとなる点にはとくに注意が必要。
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