世界的に見ても平均湿度の高い日本、生活においていまや必需品となりつつあるのが「除湿機」です。
とくに梅雨〜夏の時季には、エアコンだけでなく除湿機も活用して、湿度をコントロールしている方もいることでしょう。
そんな便利な除湿機ですが、処分方法はご存じでしょうか?
除湿機は頻繁に壊れるようなものでもないので、処分方法がわからないという方も少なくありません。
そこで今回は、除湿機を処分する際のポイントと注意点を詳しくご紹介します。
この記事を参考に、正しい処分方法を選びましょう。
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除湿機の一般的な処分方法
除湿機の一般的な処分方法には、以下の4つがあげられます。
- 自治体の粗大ごみ収集や小型家電回収で処分
- 家電量販店の下取り・引き取りサービスを利用
- リサイクルショップやフリマアプリを活用して売却
- 不用品回収業者に処分を依頼
一つずつ解説していきます。
自治体の粗大ごみ収集や小型家電回収で処分
除湿機は自治体にもよりますがほとんどの場合「粗大ごみ」に該当し、自治体の収集を利用して処分が可能です。
粗大ごみ収集は、何より処分にかかる料金が安い点が大きなメリット。
料金がかかっても数百円程度、自治体によっては無料で回収してくれる場合もあります。
一方、基本的に細かい回収日時の指定ができない、搬出は原則自力で行う必要がある点はデメリットです。
なお、除湿機は「小型家電」にあたるため、サイズやタイプにもよりますが、小型家電回収ボックスも利用可能となっているので、活用しましょう。
リサイクルボックスを活用する場合、運搬は必要ですが無料で処分可能です。
家電量販店の下取り・引き取りサービスを利用
除湿機を買い替える場合、家電量販店や通販の一部で古い除湿機の下取りサービスを利用できます。
新しい除湿機を購入する際に古い除湿機を引き取ってもらえるだけでなく、サービスによっては値引きもあります。
また、除湿機の引取りだけを行ってくれるお店もあります。
注意点として、下取りや引取りサービスの利用には一定の条件がある他、別途料金が発生します。
下取りサービスを利用できるかどうか、事前に条件を確認しておきましょう。
リサイクルショップやフリマアプリを活用して売却
除湿機をリサイクルショップやフリマアプリ等を活用して売却することも、処分方法の一つです。
除湿機は需要の高い家電なので、リサイクルショップでも買い取ってもらえます。
査定額は除湿機のメーカーだけでなく、状態にも左右されるので、普段から綺麗に使うように心がけておきたいですね
また、フリマアプリやネットオークションを活用して売却することもできます。
リサイクルショップに売却するよりも高値で売却できる可能性がありますが、梱包や配送を自身で行う必要がある点に注意が必要です。
不用品回収業者に処分を依頼
除湿機の処分は、不用品回収業者に依頼することが可能です。
不用品回収業者であれば、除湿機のサイズや状態を問わず、運び出しから代行してくれます。
除湿機は大型のものだと重量があり、運搬が大変です。
複数台あったりすると、家の外に運び出すだけでも重労働ですが、不用品回収であればそういった手間もかかりません。
また、他の不用品も一緒に処分してもらえる点もメリットです。
まとめて処分するほどトータルの料金がお得になる業者も多いため、不用品が多数ある場合にもおすすめの処分方法です。
除湿機を処分する際の注意点
除湿機を処分する際の注意点には、以下の3つがあげられます。
- フロンを使用した除湿機は回収してくれない自治体がある
- タンクに水が溜まっている場合はあらかじめ捨てておくこと
- 売却を考えている場合はカビや臭いに要注意
一つずつ解説していきます。
フロンを使用した除湿機は回収してくれない自治体がある
除湿機と一言で言っても、実はさまざまな種類があります。
その中の一つに、コンプレッサー式の除湿機があります。
コンプレッサー式の除湿機は、冷媒として「フロンガス」を使用しています。
フロンガスを使用している機器は、基本的に自治体では処分ができません。
フロンを使用したコンプレッサー式の除湿機を処分したい場合は、フロンガスの回収が可能な業者に依頼する必要があります。
タンクに水が溜まっている場合はあらかじめ捨てておくこと
ほとんどの除湿機にはタンクが搭載されており、稼働させているとタンクに水がどんどん溜まっていきます。
使用している時は水をこまめに捨てるかと思いますが、いざ処分する時にタンクの水を捨て忘れるケースは珍しくありません。
タンクに水が入ったままだと、運搬時にこぼれてしまい床を汚してしまう可能性があります。
除湿機を処分する際は、事前にタンクの水を必ず捨てておきましょう。
売却を考えている場合はカビや臭いに要注意
除湿機に限らず、家電を売却する上で大切なポイントは「状態が良いこと」です。
汚れがひどかったりパーツ等付属品の欠品があると、売却価格が下がったり買い取りを拒否される場合もあります。
将来的に売却を視野に入れている場合は、普段からこまめに手入れをし、付属品もなくさないようにしましょう
また除湿機の場合、構造上カビが発生しやすくなっています。
使用する中で除湿機にカビや異臭がこびりつかないよう、注意しておきましょう。
除湿機の処分方法を検討する際のポイント
除湿機の処分方法についてはすでにご紹介しましたが、どの方法が自分に適しているか、悩む方もおられるでしょう。
そこでここからは、除湿機の処分方法を選ぶ際のポイントをご紹介します。
フロンを使用しない除湿機なら粗大ごみで処分が手軽
フロンを使用したコンプレッサー式の除湿機は、基本的に粗大ごみで処分できません。
逆に言えば、それ以外のタイプの除湿機であれば、粗大ごみで簡単に処分ができます。
自治体の粗大ごみ収集は処分費用が安く、自治体のサービスということで安心感もあります。
小型家電のリサイクルボックスを活用できるなら、無料での処分も可能です。
ほとんどの自治体では収集日時の指定ができず、回収までに2週間〜1ヶ月かかる場合もある点には注意しておきましょう。
申し込みを行う際に、回収までどれくらいかかるか確認しておくといいですね。
買い替えなら量販店の下取りサービスが便利
除湿機を買い替える場合は、家電量販店や通販の下取りサービスの利用が便利です。
古い除湿機を処分できると同時に、新しい除湿機を安く購入できる可能性があるのは大きなメリットですね。
下取りサービスを利用する場合は、サービスの適用条件を事前にしっかりチェックしておくことがポイントです。
古い除湿機の処分に手数料が必要になる場合もあるため、購入前によく確認しましょう。
手っ取り早く処分したい、他の不用品とまとめて処分するなら不用品回収
除湿機を今すぐに処分したい、他の不用品とまとめて処分したい場合は、不用品回収業者の利用が便利です。
不用品回収の場合、即日回収も可能な他、多くの業者で日時指定が可能です。
土日や祝日、深夜早朝でも回収してくれる業者もあるため、時間の都合をつけにくい方でも利用しやすいメリットがあります。
また、業者によってはコンプレッサー式の除湿機の回収を受け付けてくれる場合もあります。
事務所やオフィスで使った除湿機も回収してくれますので、自治体の収集では処分できない場合は不用品回収業者への依頼を検討しましょう。
除湿機の処分よくある質問と回答
フロンが使われる除湿機はどれ?
コンプレッサー式とハイブリッド式の除湿機にフロンが使われています。
デシカント方式と呼ばれる除湿機ではフロンは使用されていません。
フロンが使われているかを見分けるには?
除湿機本体の側面や背面にある銘板、もしくは除湿機の取扱説明書に記載されています。
以下のような記載があれば、フロンガスが使用されています。
- 冷媒ガス
- フロンガス
- R-12、R-134A、R-22等(Rで始まるもの)
- HCFC-22、CFC-12等
ただし、製造年の古い除湿機の中には、フロンガスが使用されていても記載のないものがあります。心配な場合は、製造メーカーに確認しましょう。
除湿機を無料で処分する方法は?
除湿機は小型家電に該当するため、自治体によっては無料で回収している他、小型家電回収リサイクルボックスを利用できる場合もあります。
また製造から概ね5年以内の除湿機であれば、売却することでお金をかけずに処分できます。
除湿器の処分方法まとめ
除湿機の処分は種類や状態も念頭にコストや手間を踏まえて検討を
除湿機を処分するなら、最も安上がりなのはやはり自治体の粗大ごみ収集です。
小型家電のリサイクルボックスを活用できるなら、無料での廃棄も可能です。
ただし、フロンガスを使用したコンプレッサー式の除湿機は、基本的に自治体では収集してもらえません。
コンプレッサー式の除湿機を手軽に処分したいのであれば、不用品回収の利用がおすすめです。
買い替えの場合は、購入するお店の下取りサービスを利用できる場合があります。
利用する場合は、適用条件を事前にしっかり確認しておきましょう。
他にも処分したい家具家電等不用品がある場合や、急ぎで処分したい場合には、不用品回収業者の利用もおすすめの選択肢です。事務所やオフィス等事業で利用した除湿機も、不用品回収なら処分できる場合があります。
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