電子レンジや扇風機、大型の家具家電って思わぬ拍子に壊れてしまったりしますよね。
そんな時の粗大ごみっていつどうやって回収してくれるの?
粗大ごみを出すのに申し込みや料金はいるの?
意外とわかりづらい粗大ごみの処分方法。
自治体によっても、手続き方法や受け付けてくれる粗大ごみの種類は異なります。
今回は、大阪府堺市中区の粗大ごみの出し方を詳しくご紹介します。
申し込み方法から出し方、回収にかかる料金、堺市中区に申し込んだ場合のメリットとデメリットまで、徹底解説いたします。
堺市中区で粗大ごみや不用品の処分を検討中の方は、参考にしてみてください。
※本記事は2020年4月時点の情報を元に作成しています。最新の情報は自治体の公式Webサイトにてご確認ください。
大阪府堺市中区の粗大ごみ回収
はじめに、堺市中区のごみ分別方法と、粗大ごみの処分ルールを確認しておきましょう。
どんなものを粗大ごみとして処分してもらえるのか、事前に調べておくと依頼の際にスムーズに段取りが取れ、とても便利です。
堺市中区のごみ分別方法
堺市中区では、ごみを6種類に分けています。
生活ごみ
生ごみ・木くず・庭の草木・ペットボトルやプラスチック製容器包装をの除くプラスチック製品、その他可燃物などがここに含まれます。
缶・ビン(資源)ごみ
対象は飲食料類・調味料類・酒類の缶ビンで、キャップを外し、中を軽くすすいでおいてください。
ただし花びんや灰皿、板ガラスや陶器類は粗大ごみになりますのでご注意ください。
プラスチック製容器包装(資源)
容器類・包装類。その他のプラスチック製品を回収することができます。
ペットボトル(資源)
プラスチック製の酒類・飲料類・調味料類
小型金属(家電製品を除く)
取っ手部分を含まない30センチメートル以下のフライパン・ハサミ・包丁・カセットボンベ・スプレー缶・鍋、やかん類・針金ハンガー・スプーン、フォーク・工具類、金属製の水筒・鉄アレイなど
家電製品や汚れた金属類は粗大ごみになりますのでご注意ください。
粗大ごみ・不燃小物類
その最大辺又は径の長さがおおむね30センチメートルを超える耐久消費財等
不燃物及び複合物で粗大ごみ品目にない最大辺が30センチメートル以下の物
堺市中区の粗大ごみの定義
堺市中区では、どのようなものが粗大ごみ・不燃小物類として扱われているのか、みてみましょう。
粗大ごみの主な品目例として、ベッド・自転車・タンス・ふとん・電気製品・自転車・スーツケース・ウッドカーペットなどが挙げられています。
不燃小物類は茶碗・コップ・花瓶・皿などの陶磁器類・LED・ハロゲンランプ、傘、塗料缶・塗料のスプレー缶などが該当します。
堺市中区では回収してもらえないもの
リサイクル家電や、PCリサイクルマーク付きのパソコンは回収してもらえません。
また、蛍光灯や乾電池・水銀体温計など他にはインクカートリッジなども上記6つの処分区分の中での処理ができません。
さらに、会社・焦点・工場など事業所から出たものは収集してもらえません。
事前申し込みが必要になる為、引越しや冠婚葬祭等に伴うごみや一時的にたくさん出るご臨時ごみも粗大ごみとしては回収できないので注意が必要です。
直接持ち込みたい場合の方法
自分でごみを持ち込む場合、ごみの種類によって持ち込む施設が異なります。
粗大ごみの場合は「クリーンセンター清掃工場」に持ち込んで処分を行います。
持ち込みの場合、処理手数料は100kgまでは一律1700円で、100kgを超過した場合10kgごとに170円が加算されるようになっています。
大阪府堺市中区の粗大ごみ回収申し込み
堺市中区の粗大ごみ回収の概要がわかったところで、次は具体的な申し込み方法について見ていきましょう。
申し込み方法
他の自治体同様、堺市中区でも粗大ごみの回収には事前申し込みが必要になります。
申し込みは堺市粗大ごみ受付センターに電話で申し込みを行います。
ただし、携帯電話・PHS・一部IP電話と、固定電話の番号が異なりますので、番号を確認の上お間違いのないようにお気をつけください。
受付時間は月~金の午前9時から午後5時まで、祝日も受け付け可能となっています。(年末年始を除く)
また、中区ではインターネットでの申し込みも可能で、パソコン・スマートフォンから24時間、いつでも申し込みができます。
申し込み前に確認しておきたいこと
申し込み時に、住所・氏名・電話番号の他、出すごみの種類、個数、大きさを尋ねられます。また、収集者が家の前まで入れるかどうかも尋ねられる為、事前に確認しておきましょう。
収集日の目安を事前に確認するには?
収集日の目安は、事前に堺市中区公式サイトにて確認することができます。
申し込みをする前に、いつ頃収集してもらえるか、おおよその時期をチェックしておくのがオススメです。
申し込みの手順
①申込専用電話番号に電話
②電話口でごみの種類や個数、大きさなどを伝える
③収集日や収集場所、受付番号、粗大ごみ処理手数料券の必要枚数などを教えてもらう
申し込み後に変更または取り消したいときは?
申し込み完了後に申し込み内容を変更したい場合は、収集予定日の4日前(土日除く)までに粗大ごみ受付センターに連絡をしましょう。
また、もし予約を取り消す場合は、収集予定日の前日(土日除く)までに粗大ごみ受付センターに連絡する必要があります。
大阪府堺市中区の粗大ごみ処理手数料
堺市中区の粗大ごみ処理には、所定の手数料がかかります。
堺市中区の粗大ごみ処理手数料券は、400円券の1種類のみです。
堺市中区の場合は、「粗大ごみ処理券」というものを必要な枚数だけ、回収前に購入をしておきましょう。
粗大ごみ処理手数料券が買えるところ
堺市中区の粗大ごみ処理券は、堺市中区内の各コンビニエンスストア、堺市農業協同組合などで購入できます。
レジや窓口にて「粗大ごみ処理券をください」と言えば購入可能です。
買った粗大ごみ処理手数料券をどうすればいい?
必要な枚数だけ粗大ごみ処理券を買ったら、券がシールになっているので粗大ごみに貼り付けます。
貼り付ける際は、収集時に収集日と受付番号、申し込み時の氏名(イニシャル可)を記入して、目立つ場所に貼るようにしましょう。一度貼ると貼り直しができませんので、気をつけて貼り付けましょう。
また、粗大ごみ処理券の剥がした台紙は、収集が終ってもしばらくは大切に保管しておいてください。
堺市中区に粗大ごみ収集を依頼するメリット・デメリット
堺市中区に粗大ごみの処分を申し込む場合の、メリットとデメリットをまとめました。
メリット
最大のメリットは、その料金の安さです。
いわば行政サービスの一つですから、かかる費用も民間のサービスを利用する場合と比べると安く処理が行えます。
戸別収集であれば400円から、持ち込みなら手間はかかりますが100kgまでなら一律1700円と大型の粗大ごみの処理にはとても重宝します。
もう一つのメリットは、行政サービスであるところから来る安心感。
民間業者に依頼して、もしそれが悪質な業者だった場合、法外な料金を請求されたり、回収品が不法投棄されていたりといったトラブルに巻き込まれる恐れがあります。
堺市中区に回収を依頼すれば、そんな心配もありません。
デメリット
堺市中区に粗大ごみの処理を依頼する場合、いくつかのデメリットがある点には注意が必要です。
まず、電話による事前の予約が必要という点。
事情でなるべく早く処分したいと思っても、即日回収はまず不可能です。時期によっては回収が数日から1週間先になることもあります。また電話の受付日時も限られている為、対応時間内に電話をかけられない場合も。
次に大量にごみがある場合は回収ができないという点です。
堺市中区では引越しなどで大量にごみが出た場合「臨時的ごみ収集」という区分で回収する必要があります。また不燃小物類は一度に処分できるものが45Lのごみ袋に対し、3袋までとなっており、大量処分には不向きです。
もう1点、指定された場所まで粗大ごみを自身で運び出す必要がある点も大きなデメリットです。
高齢者や身体障がいを持っておられる方は「粗大ごみふれあい収集」をりようすることもできますが、条件に該当しない場合、大きな家具や家電を自力で運び出せない人には、残念ながら不親切なサービスと言わざるを得ません。
不用品回収業者に依頼するメリット・デメリット
次に、堺市中区ではなく、民間の不用品回収業者に粗大ごみの回収を依頼する場合の、メリットとデメリットをまとめました。
メリット
不用品回収業者に依頼する最大のメリットは、回収日時の要望がしやすいことです。
行政と違い土日祝日でも回収してくれるだけでなく、24時間365日依頼を受け付けてくれるところも。
業者によっては依頼した当日、数十分のうちに回収に来てくれる場合もありますので助かりますね。
このスピード感は行政では太刀打ちできません。
次に、大量の不用品をまとめて回収してくれる点です。
堺市中区の粗大ごみ回収は、粗大ごみ処理券を購入した分しか回収できず、不燃小物類も3袋までとされていますが、不用品回収業者なら点数の制限はまずありません。
どれだけ大量の不用品・粗大ごみであってもまとめて回収してくれますし、当日急に処分したい不用品が増えてもほとんどの場合対応してもらえます。
さらに、不用品回収業者の場合、運び出しまで代行してくれることが多いのも大きなメリットです。
とても自力では運び出せないような大型の家具や家電でも、多くの業者は運び出しから積み込みまで全て代行してくれます。
デメリット
不用品回収業者に依頼する場合のデメリットは、堺市中区の粗大ごみ回収と比較して、どうしても費用が割高にかかってくることでしょう。
ただし、対応のスピード感や、大量の不用品や大きな家具・家電などの粗大ごみを運び出す労力を加味すると、必ずしも割高とは言い切れません。
もう1点、民間の不用品回収業者は無数にある為、慎重に依頼する業者を検討しないと、悪質な業者に引っかかってしまうこともあります。
「無料回収」を謳ってトラックで直接回収に回っている業者や、「不用品はないか」と電話をかけてきて回収に来ようとする業者には注意が必要です。
信頼のできそうな不用品回収業者を選ぶことが大切です。
まとめ
堺市中区で粗大ごみを処分する方法やその手順、そしてメリットとデメリットについて、ご紹介してきました。
堺市中区の粗大ごみ回収は料金が安いという大きなメリットがあるものの、事前予約制で回収までに時間がかかることや、一度に大量の回収はしづらいことが大きなデメリットになります。
また、戸別回収でも持ち込みでも粗大ごみを指定された場所まで自身で運び出す必要がある点も、大きな不用品・粗大ごみを処分したい方にとってはデメリットですね。
堺市中区内で、大量の不用品・粗大ごみをまとめて処分したい、事情がありとにかくすぐに不用品を処分したい、大きな家具や家電を処分したいがとても自力では運び出せない…。
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